中川八洋掲示板

世界の現状は、日本の国家安全保障の危機を加速しています。この急迫の時局において、刻々と変遷激しい国内外の事態を冷静に俯瞰できる力を与えてくれる、大容量の真正の知識こそ、いまの日本人に必要なものです。当ブログは、国際政治学者・中川八洋筑波大学名誉教授の個人ブログです。

安倍晋三に媚びて媚びて媚びまくる、祖国無き“エロス売女(ばいた)”櫻井よし子の売笑婦型オピニオン

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 日本の国防を全面破壊するばかりか、自衛隊を、国防軍(国軍)にあらず/“自衛隊に過ぎない”と貶める、安倍晋三の“反・国防の極み”憲法改悪──第九条に三文字「自衛隊」を加憲──を支持する売国奴的な非国民が三名いる。統幕議長の“枕芸者”河野克俊参議院議員になりたい一心の“エセ憲法学者八木秀次、売春婦と同じ不潔感を全身から漂わせる“論壇の壇蜜櫻井よし子、の三名。

 なお、本稿は、前稿までの河野克俊/八木秀次論の続き。河野克俊の稿は、表題を「小池百合子」としたため、「河野克俊」での読者の検索を妨げる結果となった。検索側の都合を忘れた表題にしたこと、いたく猛反省。

一、櫻井よしこ“売笑婦論考”の解剖

 櫻井よし子の著書は、違和感に満ちている。タイトルに「日本」という二文字を多く使うこと。自分の全身を写した写真を表紙にすること。この二つは、通常の日本人・政治評論家であれば、あり得ない。前者について言えば、日本の特定の政治課題について論評するのが政治評論である以上、本のタイトルは、この政治課題となる筈。  

 次に、女優か歌手か芸者でない限り、表紙全体を自分のプロマイド写真にする物書きなどいない。曽野綾子上坂冬子や多少昔の人になるが角田房子などを思い出せば十分だろう。また、多くの著書表紙に使われている、和服姿の櫻井よし子の写真を見ると、どう見ても外国人女性が日本の着物を着てはしゃいでいる姿。本当の日本人女性なら、果たして、和服であれ、洋服であれ、こういうプロマイド写真表紙の本を出し続けるだろうか。  

 この問題、いずれ櫻井よし子自身が説明責任を果たす情況を迎えるだろうから、いったんここで不問。本題に戻る。  

 櫻井よし子は、コリアン花田紀凱が編集長の『月刊Hanada』2017年7月号(5月26日発売)に、「安倍総理憲法の本丸に斬り込んだ」という真赤な嘘タイトルの雑文を投稿している。阿諛追従(ついしょう)あらわなオベッカ満載の、誰が読んでも鼻白む雑談エセー。  

 「国防軍保有」を現憲法第九条第二項にすることと、憲法第一条を「天皇は日本国の元首であり、日本国を代表する」に改正することは、大多数の日本国民の喫緊の悲願であった。私も1956年の小六(11歳)の時から、明治憲法復帰論こそ正論と思いつつも、この二つの憲法改正を片時も忘れたことはない。

 私事だが、国防軍という“建軍の大義”が憲法第九条に明記され、陸空海軍士官学校が開校したら、陸軍士官学校に入学しようと考えていた。「東大は、日本男児の大学として、余りに物足りない」は、1960年頃までの全国のトップ俊英が共通して懐いていた素朴な進学感情だった。1960年の岸信介の安保条約改定での挫折に「第九条改正→国防軍」の道が絶たれたと愕然・悄然として、前述の「全国のトップ俊英」は、断腸の思いで進学を第二志望校の東大にした。

 それはともかく、櫻井よし子は、冒頭で、こう述べた。  

(5月3日に)安倍晋三直球現実主義で、憲法改正のボールを投げた」(注1、34頁)。  

 (国家の事より、自分の内閣支持率のみが全ての)人気至上主義政治家で不誠実が人格の根底を形成している安倍晋三らしく、安倍は「追従姑息主義」露わに憲法改悪を提唱した。が、櫻井よし子にかかると、あら不思議、「追従姑息主義」は「直球現実主義」で、「憲法改悪」は「憲法改正」だという。  

 安倍晋三も櫻井よし子も、子供だましの詭弁を弄している。ともに(第三項に「自衛隊」加憲で)自衛隊を合憲化する理由として、「自衛隊違憲論の議論が生まれる余地をなくしたい」をあげている。まさに、姑息な詭弁の極みではないか。  

 なぜなら、両名は、自衛隊国防軍に昇格させて憲法第九条第二項とすることは、「自衛隊違憲論の議論が生まれる余地を残す」と主張しているからだ。国防軍になれば、自衛隊は消滅するから、自衛隊違憲論は消滅する。国防軍憲法第九条第二項だから、国防軍違憲論が存在する余地はない。  

 だのに安倍はなぜ、第九条第二項に国防軍保有を明記する条文に改正する“憲法改正の王道”を逸脱して禁じ手の邪道を選んだのか。“成蹊大卒のスーパーお馬鹿”な上に、根が政治信念ゼロの“甘言が得意な選挙屋安倍晋三が、有害で国家を危険にさらす姑息な憲法改悪を考え付いた理由は、こうだ。

 「国防軍保有の第九条改正は、国会での発議が、どうも容易ではない」。しかし、「改正であろうと、改悪であろうと、憲法いじりをすれば、“憲法改正に成功した最初の戦後宰相”との名声を後世に残すことができる」。ならば、「最も確実で最も安易な憲法いじくり回しをしよう」。そうだ、「自衛隊なら、共産党だけを除いて、国民の九割が支持している」「公明党民進党はかねてから《自衛隊》第九条加憲論だから、国会で無風発議が可能」。しかも、「自衛隊20万人の票田もガッポリ頂ける」、と。

二、「《自衛隊》三項加憲は少々の矛盾」と嘯く櫻井よし子は、度外れの国防音痴でキワモノ評論家

 櫻井よし子は、論理ハチャメチャに、こうも言う。「少々の矛盾は大目的の前には呑み込み、大目的の達成を最優先する事が何よりも大事だという現実主義が際立つ」(36頁上段)。  

 意味不明の文。図らずも二読してしまった。「大目的」とは、第九条に国防軍設置の“建軍の大義”を明記する事を指し、自衛隊加憲はそれへの“中間段階の憲法いじり”だと言っているのかなと最初読んだからだ。どうもそうではない。櫻井よし子の“意味不明語”「大目的」は、憲法改悪であれ、憲法改正であれ、憲法をいじくり回すこと、それ自体を指している。

 「憲法をいじくり回すことは、それによって日本国の国防が危殆に瀕しようと、それこそが日本国の大目的だ」と、櫻井よし子は主張している。本末転倒もはなはだしい。日本国を祖国としていない“非国民”にしかできない“国賊”思考の極み。

 憲法は、決していじくり回してはならない。憲法に触るのは、あくまでも日本国の国益に裨益する場合に限られる。特に、英米のような“法の支配”の憲法思想を有さない、ドイツ系の“法治主義”の憲法解釈(備考)をする日本国の場合、憲法の条文は熟慮の上にも熟慮を重ねて慎重であらねばならない。

(備考)日本の憲法学者は全員、英米憲法思想の学的知見をいっさい有していない。例えば、英国の立憲主義について、似ても似つかないドイツ系の法治主義に同一化して「憲法の条文に従うこと」だと、荒唐無稽なトンデモ間違った解釈をする。劣等生の巣窟である日本の憲法学界など絶滅させる必要がある。憲法学者も、一人残らず大学から追放する措置をとるべきだ。  

 つまり、憲法第九条をいじる場合、第二項を削除して、ここに国防軍保有を明記すること以外をしてはならない。これが、第九条改正のあるべき目的。これ以外は目的ですらなり得ない。それなのに、櫻井よし子は、この第九条改正の目的を放擲して、第三項に《自衛隊》を加憲する憲法改悪を「大目的」だと転倒する。安倍晋三に対してかくも歯の浮くような阿諛とおべっかに現を浮かすのが、櫻井よし子の正体。櫻井よし子の言説は、手当り次第に男に阿諛やオベッカをふりまく売笑婦の手口。  

 無知蒙昧の“論壇の壇蜜”櫻井よし子は、もともと国防など全く解らない。自衛隊法などいっさい知らない。「有事に全く機能せず/平時に半ば機能せず」の自衛隊は、国防軍とは天と地の差異がある実力組織。平時の自衛隊法については、拙著『中国の核戦争計画』第Ⅱ部(注2)を参照されたい。

 ここでは、自衛隊法やその関連法令の非軍事分野の大欠陥について、簡単に触れておきたい。自衛隊将官のうち、統幕議長(大将、4つ星)と陸空海幕僚長(中将、3つ星)は、閣僚や最高裁判所判事や検事総長らと並び、宮中で天皇から認証を受ける認証官とすべきだし、そうすることで自衛隊の地位も士気も一気に上がる。だが、愛国心を商売に用いる“ゲス人間の集団”民族系の安倍晋三も櫻井よし子も、「当該四名を認証官にせよ」とは主張したことも発想それ自体すらない。国防などまともには一㍉も考えたことない“エロス売女”に、憲法第九条問題を論じる知見などないし、論じれば必ず日本の国防を棄損して日本国を危殆に瀕せしめる。

 また、海自では、巡洋艦/駆逐艦/コルベット艦の艦種の区別を禁じて、一緒くたに「護衛艦」と称しているが、櫻井よしこは、いつでも是正可能なこの問題を読者に国際共通の艦種名を使用させようと問うたことがあるか。また、自衛官の階級は、「一佐」とか「二佐」とかの意味不明語のまま。櫻井よし子は、これを正しく、大佐/中佐/少佐にせよ、と読者に問うたことはあるか。

 あるいは、櫻井よし子は、自衛隊に災害出動させている異常を正そうとしたことはあるか。軍隊は災害出動してはならない。米国では、災害出動は州兵の任務。連邦軍には、それを堅く禁じている。スイスも軍隊は戦闘に専念して、災害出動は法務警察大臣指揮下の民間防衛隊(国民防護隊)が行う。軍隊を災害出動に転用する国家では必ず、国防は弱体化の一途をたどり、国防それ自体が雲散消滅する。

 自衛官には、国民からの支持ではなく、国民が倫理道徳の体現者と仰ぐ、そのような“祖国に献身する軍人”の地位を与えなければならない。自衛隊を、日本人の恥さらしで最低のクズ人間たちが屯する民族系という集団の安倍晋三や櫻井よし子らの“憲法いじくりまわし”の材料に供してはならない。

 利権屋で嘘つき選挙屋安倍晋三は、ド・ゴールの『剣の刃』(注3)すら読んだことはない。そのような低級下劣な者に、憲法第九条を決して触らせてはならない。

三、コークの“法の支配”に従い、憲法第九条と自衛隊法を全面無視する“超法規”を国策とせよ!

 有事になれば、国家は生存しなければならないのであるから、それを妨害する法律を直ちに失効状態に扱うのが、主権国家の常道である。このように有事に自衛隊法を失効扱いにすることは、決して無法主義ではない。むしろ、コーク卿が大成した「(ブラクトン定義の)“法”の支配の大原則」を遵守しているから、これこそ遵“法”の鑑である。これが、統幕議長・栗栖弘臣と私が1980年頃に、欠陥法の自衛隊法を研究しての、「有事にあっては、自衛隊は国を守るべく、超法規で戦闘に専念しなければならない」の結論である。  

 なお、栗栖弘臣も私も、戦前戦間期東京帝国大学国際法の正教授だった立作太郎博士の『戦時国際法』『平時国際法論』を暗記しており、有事に自衛隊が守るべきは国際法のみと理解していたし、また両者の国防上の国際法知見は第一級のレベル。  

 ところが、櫻井よし子とは、自衛隊法や防衛庁設置法その他の関連法令を読んだこともないし、読んでもトンチンカンで読めない“超お馬鹿女”。自衛隊法は今直ぐどう改正しておかねばならないなど、櫻井よし子は意識すらない。しかも、平時・戦時の国際法の基礎知見すら、サッパリ以下で、全くのド素人。

 そのような売笑婦と変らぬ無学無教養な分際で、憲法問題にものを言う不埒傲慢な日本人女性は一人もいない。よほど鉄面皮でない限り、また、日本に対して「日本国がどうなろうと、私の知ったことではないわ」が心底の本心でない限り、櫻井よし子のトンデモ『月刊Hanada』誌エセーは世に出ていない。

 

注  

1、櫻井よし子「安倍総理憲法の本丸の斬り込んだ」『月刊Hanada』2017年7月号。頁数は本文。  

2、中川八洋『中国の核戦争計画』、徳間書店。  

3、ド・ゴール『剣の刃』、葦書房

 

(7月25日記)

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