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中川八洋掲示板

世界の現状は、日本の国家安全保障の危機を加速しています。この急迫の時局において、刻々と変遷激しい国内外の事態を冷静に俯瞰できる力を与えてくれる、大容量の真正の知識こそ、いまの日本人に必要なものです。当ブログは、国際政治学者・中川八洋筑波大学名誉教授の個人ブログです。

“法の支配”を蹂躙し、皇室典範を冒瀆し、憲法に違背する、“エセ宮家”「女性宮家」を創設すれば、十年を経ずして日本国の天皇制度は雲散霧消的に完全消滅する

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 村上春樹の2009年ベストセラー小説『1Q84』は、1949年に出版され世界的な反響を呼んだジョージ・オーウェル1984年』から、タイトルを借用している。ジョージ・オーウェル(本名エリック・ブレア)は、この書を1948年に執筆し、最後の数字二桁「48」を転倒させ「84」とした。スターリン全体主義体制批判の小説だが、悪魔より恐ろしい共産主義者の「転倒言語」がモチーフだからである。

(備考) タイトルは著作権法の保護対象ではなく、村上のタイトル借用は、著作権法違反にはならない。

 戦後日本では「保守」とは、“反共・反露・親英米・皇室尊崇”のイデオロギーをもって共産党社会党と対決する「反・革新」を意味していた。すなわち、戦後日本の「保守」は、1990年代から日本の論壇を我が物顔で闊歩する“カルト「大東亜戦争礼讃」教”を信仰する、おおむね低学歴の無教養人が屯する集団「民族系」とは全く異質・異次元であった。1990年前後をもって「民族系」が「保守」を簒奪したわけだが、両者の間には天と地ほどの相違がある。

 “安倍首相夫人お気に入り”森友学園の某理事長が露呈したように、「民族系」は日の丸や教育勅語を愛国擬装のメッキとする利権屋やならず者的人物がほとんど。例えば、ロシアKGB対日工作員田久保忠衛が会長職にある日本会議の事務総長・椛島有三は、森友学園理事長よりはるかに暴力団的である。この実態のため、「民族系」は1960年代末までの日本では“保守”には括られず、「右翼」と軽蔑される底辺少数派marginal minorityに過ぎなかった。

 1960年代末までの日本の「保守」は、その上層を知識人層が占め、ベルジャーエフやドーソンをもって理論武装していた。当時の日本では、バークやアクトン卿は学界の執拗な検閲で全く知られておらず、ベルジャーエフ/ドーソンが「保守」インテリ層の教典であった。その次に、ジョージ・オーウェルが「保守」層の愛読書だった。当時の日本のインテリ層は、現在の日本人のように劣化しておらず、原書で読むのが当たり前だった。私が十代の頃、ベルジャーエフを露語ですらすらと読んでいる「反共」の教養人が少なからずいた。オーウェルの『動物農場』は、英語原文で読むのが当たり前だった。

 話をオーウェルの『1984年』に戻す。これはオーウェルがスペイン内戦時に、凶暴な軍隊と化した共産政権側の一兵士として参画した1936~7年の体験から、スターリンの共産体制と共産主義者の特性を描いたもの。1968年に邦訳が(ハックスリー『すばらしい新世界』と抱き合わせで)早川書房から出版された時、大変な売れ行きだったように記憶する(最初の邦訳は1950年、吉田健一らのだが、これがどの程度売れたか否かは知らない)

 「保守」が反共本として絶賛した『すばらしい新世界』『1984年』二冊の合本『世界SF全集 第10巻』早川書房が大いに読まれた事実は、1960年代末までの日本での「保守」とは、“反共・反ソ(反露)”以外ではなかったことを裏付けている。また、福田恒存/林健太郎/竹山道雄ほか亡き後、日本の「保守」知識人は私ひとりになってしまったが)1950~60年代の「保守」知識人層はかなりの勢力だったことも端的に示していよう。

第一節 「天皇制廃止」を噓ラベル「皇統の安定」で包む“天皇制廃止狂”野田佳彦

 ジョージ・オーウェルは『1984年』の末尾に、小説としては異例だが、「ニュースピークの諸原理」という論文調のかなり長い文(邦訳文庫本では、391~407頁の十七頁分、注1)を「附録」として添付した。本ブログの読者は、この「附録」を必ず読むとは思うが、これに従えば、オーウェルが喝破した共産主義者の「ニュースピーク」とは、こういうことだ。

 共産主義者の革命言語(ニュースピーク)は、過去と切断した新しい意味を絶対的に附しており、その言語には歴史が必ず徹底的に洗浄・排斥されている。すなわち新しい革命言語は、過去を偽造するために創造されるのである。現に日本の2004~5年、「女性宮家」&「女系天皇」という、日本国の二千年間の国語や歴史書には一度も存在しなかった、過去や歴史と切断された奇々怪々な新・言語が、誰かひとりorどこか一か所の命令なしには不可能だが、小泉純一郎の内閣からと、新聞・テレビ・出版界から、一斉同時にしかも大規模な洪水のごとくに流れ出てきて日本中を席捲した。まさに、オーウェルの『1984年』が、2004~5年の日本に起こったのである。

 2006年9月6日、秋篠宮家に悠仁親王殿下がご誕生されるや、“純血の朝鮮人四代目”小泉純一郎(注2)もマスコミも、申し合わせたように“共産革命の新語(ニュースピーク)”「女系天皇」の方を一斉に引っ込めた。が、もう一つの“共産革命の新語(ニュースピーク)”「女性宮家」については、そのままくすぶり続け、2011年に野田佳彦が総理になるや突然に再爆発的に猛炎となって日本中を覆った。

 “歴史から切断された”というより、“歴史と伝統を全面破壊する”目的で創造された“共産革命の新語”「女系天皇」にしても「女性宮家」にしても、もう一つの働きをなすことを等閑視してはならない。それは、現実の事実や状況を賢明に考えたり真剣に思考したりするのを阻む働きのこと。

 “共産革命の新語(ニュースピーク)”「女系天皇」や「女性宮家」は、天皇制度廃止の即効薬であるが故に、現に自民党国会議員の99%は、共産党が完全支配する)マスメディア報道がそれらを「皇統の安定的継承のため」との転倒説明をもって何度も繰り返すのを読み聞いている内に洗脳されてしまった。高村正彦茂木敏充大島理森は、いつの間にか、転倒思考「《女系天皇》や《女性宮家》は、皇統の安定的継承のため」だと絶対信仰する“白痴”idiocyになった好例といえる。

 だが、古くから使用されている言語、例えば「天皇」や「宮家=親王家」という正しい国語ならば、歴史や伝統と一体的だから、それぞれには「女系天皇は、危険なナンセンス」「女性宮家は、危険なナンセンス」と、天皇制廃止の革命語だからと即座に門前払いする働きがある。例えば、実際にも「宮家」という言葉には“男系男子の皇胤スペア保存”の意味が込められているし、学的教養がない一般日本人でもその語彙に何となくそういうニュアンスを感じる。

 二千年間も連続した不断の皇統史において、創造新語など存在する余地はない。なぜなら、厖大な数になる、伝統的な皇室用語やその他の関連する国語の語彙すべては、いかにして皇統を護持するか、いかにして皇室を安泰・繁栄させるかにおいて自生した言語spontaneous wordsである。

 すなわち、1989年1月の昭和天皇崩御を好機とばかり、日本の共産主義者および血統における在日朝鮮人たちが一斉に蜂起して、その直後の1990年代以降から彼ら「反日勢力」が、皇室関連新語(珍奇語)を創造した。「女系天皇」や「女性宮家」は、この珍奇語の筆頭。これらが、天皇制廃止を目論んだ“共産革命の魔語”──オーウェル発見の共産主義者発明「ニュースピーク」語──となるのは当然。

野田佳彦は“対皇室テロリスト的な天皇制廃止狂”」を裏付ける、2012年の彼の共産革命行動

 野田佳彦が、「コミンテルン32年テーゼ」を密かに信奉する事実上のコミュニストである事については、驚くべきことに、余り知られていない。裏を返せば、北朝鮮人の福島瑞穂と同等な極左イデオロギー野田佳彦を危険視する健全な日本国民がひとりもいないということになる。日本には皇統を護持せんとする愛国者がゼロになったということでもある。亡国一直線の日本の現実は深刻。  

 2011年9月に首相となった野田佳彦は、内閣官房宮内庁との合同で、「女性宮家」勉強会を開始させた。その実態は、共産党員官僚ばかりの内閣官房長官に直属する)男女共同参画局」と教条的なコミュニスト羽毛田信吾宮内庁長官(2005年4月~2012年6月)が、野田佳彦を担いで推進したものである。“悪のトライアングル”「野田佳彦-羽毛田信吾-男女共同参画局」による、小泉純一郎を継ぐ「平成第二の天皇制廃止運動」であった。また、小泉純一郎は、2005年、内閣官房天皇制廃止の官僚組織「皇室典範改正(=大改悪のこと)準備室」を設置した。「皇室典範改正(大改悪)準備室」とは、「男女共同参画局」の出先出張所で、実態は同一。  

 羽毛田は、2009年9月、コミュニスト北朝鮮人が牛耳る民主党政権が誕生するや、女性宮家」創設による天皇制廃止革命を実行に移すべく、嘘ラベル「皇位継承問題に対処されたい」を貼って、「女性宮家」創設を民主党政権に強く要請した。これほどの“悪のコミュニスト”羽毛田を宮内庁長官に任命したのは、“朝鮮人小泉純一郎首相が、自分の天皇制廃止願望を実現するためで、2005年4月のことであった。

 安倍晋三は2006年9月、総理になった時、周辺のものから「羽毛田を馘首しないと皇室が危ない」と助言されながら、いっさい関心すら示さず、幸徳秋水型の羽毛田信吾を七年間も宮内庁のトップに据えて宮内庁コミュニスト職員の巣窟にするのに協賛した。安倍は、内閣官房の「皇室典範大改悪準備室」の廃止もしなかった。  

 さて野田佳彦だが、2011年9月に総理になるや、11月には「皇室典範大改悪準備室」を再稼働させ、女性宮家創設による天皇制廃止革命に着手した。女性宮家に関する有識者ヒアリングの2012年2月からの開始は、前述の“悪のトライアングル”が共謀した犯罪のうち、水面下から顔を出した表部分の動きに過ぎないだろう。ちなみに、このヒアリングの出席者は、ほとんどが共産党系や北朝鮮人ばかりだった。

表1;2012年、野田佳彦・首相が推進した“女性宮家による天皇制廃止革命” 

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 野田佳彦は、10月5日、この6回のヒアリングをまとめた報告書(「論点整理」)を出した。これこそが野田の本心。この報告書を読むと、野田がエチオピア皇帝ハイレ・セラシエを殺害した凶暴な共産主義者メンギスツと同じ王制廃止を、平和的&合法的にやろうとしているのがよくわかる。

野田佳彦の“2017年ごり押し発言”の数々は、共産党福島瑞穂と瓜二つ

 妄執性の野田は、2016年8月の今上陛下の御諚「生前ご譲位」を好機とばかり、再び天皇制廃止革命に驀進した。あろうことか、今上陛下の「生前ご譲位」を認めてやる代わりに、皇室は天皇制度の自爆装置「女性宮家」を導入しろと、皇統問題に全くの“白痴”大島理森に脅迫的に迫った。憲法第一条「国民の総意」に拘る大島理森は、シャンシャン拍手で特例法を国会通過させることしか頭になく、野田佳彦がごり押しする“天皇制度の自爆装置「女性宮家”を飲んだ。

 「生前ご譲位」と「女性宮家」がどう関係しているのか。全く関係しないことぐらい、小学生でもわかる。「皇位継承の安泰」ならば、旧皇族の復籍が唯一の確実な方法。「旧皇族の復籍」だけが、皇位継承二千年間の124例から帰納法的に導かれた一般規則に合致する。「旧皇族の復籍」以外に、「皇位継承の安泰」策など一つも存在しない。2月20日、大島理森ら衆参議長等に発した、“非・国民”野田佳彦の暴走意見は次の通り。

1、退位を恒久制度として皇室典範を改正すべきだ。

2、皇位憲法第二条で「典範の定めによる」とされ、特例法は典範ではないから、退位に違憲の疑いを生じせしめる。すなわち特例法では、この憲法条文の定めから潜脱する。

3、具体的には、典範第四条に、「皇嗣が成年に達している時は、天皇は、その意思に基づき、皇室会議の議により退位することができる」の項を新設する。

4、「女性宮家」の創設が可能となるよう、典範を改正(=大改悪)すべきだ。

 今般の陛下の御諚には、典範に違背する異例の事柄で、畏れ多いことながら“今上天皇皇位への御叛乱”という特性がある。とすれば、このような特例中の特例は、その通りに特例法で処理すべきである。典範に附則の付け加えもしてはならない。例外は例外であって、今上陛下の崩御とともに、雲散霧消的に完全に消滅するものでなければならないからだ。この根本を踏まえれば、野田の上記1、2、3は、皇室典範の全面破壊的な改悪による天皇制度廃止革命を企図していない限り、発想し得ないことが浮かび上がってくる。  

 特に、男系男児の皇胤を根絶やす即効薬の「女性宮家」など、「生前ご譲位」問題とはいささかも関係しないから、野田佳彦が2011年11月から妄執を燃やす「女性宮家」への拘りは、野田がソフトに皇統断絶に至る“悪魔の方策”に驀進していることを明らかにする。すなわち、「女性宮家」論とは即、天皇制自然消滅促進論だから、「女性宮家」を主張している者は“非・国民の極み”ということになる。憲法第一条の「国民の総意」の「国民」には、当然、“非・国民の極み”を含まないから、国会は、野田佳彦のような“非・国民”国会議員を皇統問題の立法から排除しなければならない。

第二節 男性宮家を“宮家”といい、“ニセ宮家”「女性宮家」は皇統断絶の即効毒薬

 宮家について、戦後世代が二世代以上も変わって、1947年以前を知らない以上、今ではほとんどの日本人が実感をもって理解することができなくなった。本ブログの読者には、例えば、写真集の『宮家の時代』などの一読を薦める(注3)。  

 宮家とは何か。近世以降の宮家は、四つの世襲親王家を発祥とするのであり、当主は親王(男性皇族)であって、内親王(女性皇族)が宮家を持つことはできない。これが、日本の皇室の皇統に関わる一般規則である。理由は明白すぎるが、摂位(中継ぎ)女性天皇を例外として、天皇は男系男子に限定されるのが日本国の天皇位を連続させている“無窮の大原理”(=法の支配の“法”)だからである。

 この大原理に従って、ミニ皇室である各宮家は、天皇に継嗣の皇胤なき場合の男系男児を提供する役割を果たす義務を負う。先述の四つの世襲親王家は、伏見宮家、閑院宮家、有栖川宮家、桂宮家のこと。宮家世襲親王家が皇統断絶を防いだ事例は二つある。

 第三代伏見宮家当主の貞成親王の第1王子は、一〇一代の称光天皇に継嗣の皇子がお生まれにならなかったため、第一〇二代の後花園天皇として践祚・即位された。称光天皇とは八親等も離れている。大統を継がれた伏見宮家系の天皇は、その後は、一一八代の後桃園天皇まで続いたがその嫡統は断絶する。一一九代の天皇践祚・即位され大統を継がれたのは閑院宮家の光格天皇で、この閑院宮家系が一二五代の今上陛下に続いている。光格天皇と後桃園天皇の間は七親等離れている。

 閑院宮家は、伏見宮家系の第一一三代・東山天皇の第6皇子を初代とするように、伏見宮家の分系。つまり今上陛下は、われわれ一般庶民の家系図的な表現で申せば、総本家「伏見宮家」の分家「閑院宮家」出ということになる。

 このように、皇統の「統=系」には、どちらが上、どちらが下という差別がない。どんな傍系であろうとも、男系男児の皇胤であれば、大統天皇位)を継ぐことができる。旧皇室典範は、第32条で「天皇 支系より入りて大統を承(う)くるときは、…」と定めているのは、支系もまた皇位継承において平等であるのが自明の前提だからである。

 蛇足。英国の王位継承は(男系・女系を拘らない)世襲による家産の相続inheritanceとしての王位の相続(継承)successionである。一方、日本の皇位継承は、男系男子の血を絶対視した天皇位の継承(=「万世一系」)という特性だけではなく、各代の天皇の同体化による永遠の不死性immortalityも絶対重視される。同体化による不死性は、現象的には“悠久の連続”といえるが、相続の継承による(電車の車両連結のような)“結合連続”とは似て非なるものであり、安易な同一視をしてはいけない。

(以下は、暫定仮説)

 これは、日本の皇位には、英国の王位継承とは余りに異なる、“霊的な聖儀”践祚大嘗祭という祭儀が即位の大礼に加えて課せられていることによって、そうなるからである。大嘗祭の祭儀の要は、まず「真床覆(襲)(まとこおふふすま)」にある。これは、高天原から高千穂の嶺に降臨される時に「天孫」瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を覆い包んでいた御褥(おしとね)・御衾の「真床追衾(まとこおふふすま)」と同じ発音で、ほぼ同じ漢字が充てられている(備考)。次は、悠紀殿と主基殿において新天皇は、この衾にくるまる?儀式をされた後、さらに神に供した神饌を共饌される、すなわち相嘗(あいなめ、相饗あいあえ)の儀式。

 悠紀殿と主基殿で繰り返される、この二つからなる大嘗祭の祭儀によって、神武天皇を初代とする男系男児の血を継いだ代々の新しい天皇は、「天照大神の天孫」の神霊(=神魂)が憑依して、「天孫」の聖なる生命と一体化する。そうならば、125代の天皇は全員が、「天照大神の天孫」“瓊瓊杵尊の魂”を宿して同一体だから、二千年間が経とうとも「天皇」はおひとりしか在位しておられない。まさに「天皇」はimmortalityである。

 英国や他のヨーロッパ諸国の王位の継承において、神の祝福とご加護に包まれるようキリスト教会が参加はするが、先国王と新国王が霊的魂において同一体になる大嘗祭のような宗教祭儀は全く無い。この相違こそ、日本の皇位継承とヨーロッパの王位継承の本質的な相違を端的に示している。

(備考) 『日本書紀』の記述は、以下の通り。「高皇産靈尊(たかみむすびのみこと)、真床追衾をもって、皇孫《天津彦彦火瓊瓊杵尊》に覆ひて、降(あまくだ)りまさしむ。」(『日本書紀』上、日本古典文学大系、140頁)。

GHQ命令で臣籍降下した伏見宮家系11宮家の旧皇族を「遠縁すぎる」は、復籍妨害の誹謗暴言

 さて、今上陛下の皇子はお二人しかおられず、皇孫の親王には悠仁親王殿下おひとりであられる。皇統の安泰のためには、策は旧皇族皇籍復帰ただ一つしかない。が、何故か、旧皇族皇籍復帰について、日本人が一億人以上いる筈だが、偶にしか聞こえてこないし、聞こえても私以外の声はか細い。

 天皇制廃止狂の“純血朝鮮人首相”小泉純一郎が2006年に政界を去ってからここ十年、新聞・テレビ・出版界から大量に流れてくるのは、奇天烈な「女性宮家」という、“まがい物宮家”というより露骨に“非・宮家”を「宮家」だと詐称する四文字魔語ばかり。恐ろしいことだが、『1984年』のビッグ・ブラザー(絶対独裁者)の「ニュースピーク」と同じく、大規模な言語操作を通じて日本人に対する思考操作が平成日本の全土・全国民を現実に支配している。

 しかも、旧皇族皇籍復帰を妨害するための、旧皇族に対する一種の誹謗雑言である、度が過ぎた「非・学問的」な暴論狂説の方は、2005年からふんだんに流されたし、今も流され続けている。

 たとえば、小泉純一郎が設置した有識者会議による『2005年レポート』は、伏見宮家系の11宮家の皇籍復帰を阻止するに、多くの大嘘をでっち上げて国民に流した。たとえば、「現在の皇統は、伏見宮家とは600年前に分枝した」は、その一つ。一一八代の後桃園天皇伏見宮家系の嫡流だが、その崩御は1779年。「2005年-1779年=226年」だから、「600年前」は三倍もぶっかけた大嘘。

 しかも、閑院宮家系の今上陛下の「統」も、その初代・光格天皇伏見宮家の分系。それがどうして伏見宮家系と閑院宮家系とは、600年前に分枝したといえるのか。  

 要するに、石破茂のような天皇制廃止論者ではない、普通の自民党国会議員たちですら、「皇統の安定」と聞くと、パブロフの犬のごとく条件反射的に“皇統断絶の魔語”「女性宮家」が口に出る。思考の上で、薬と毒が擦り替えられている。

 オーウェル流に言えば、「ニュースピーク」語に汚染されてしまったのである。また、「皇統の安定」と聞いて、その唯一の正しい解答「旧皇族の復籍」が頭にも浮かばない/口にも出てこないのは、正解の方がオーウェルのいう「思考犯罪thought crime」だと洗脳され思考の枠外に抛り出されているからだ。情報操作学の専門用語では、正しい言葉を思考から消してしまう洗脳方法“言葉殺しlogocide”で、頭から正常言語が洗脳・除去され、脳内が空洞化するか、毒性言語に詰め替えられたからである。

 安倍晋三よ、大島理森の「とりまとめ」(3月17日)にある「女性宮家」を、堂々と正しく「旧皇族皇籍復帰」に矯正して、大島要綱の不合理と悪意とを国民に訴えよ! それは、民進党議員を総選挙で潰滅的に激減させる事にも効果的だから、真正の愛国心が“北朝鮮国会議員の牙城(=民進党つぶし”ともなり、一石二鳥である。

 また、安倍晋三よ、内閣官房にある、天皇制廃止の“悪の参謀本部”「皇室典範大改悪準備室」を即時廃止せよ!

女性宮家」は、それを禁じる皇室典範第一条に違背し、二千年の皇位継承“法”を冒涜する狂気

 皇室典範第一条は「皇位は皇統の男系男子が継承する」と定めている。宮家は男系男子の“皇胤フェールセイフfail-safe”装置だから、男性宮家親王家)だけしか認められない。つまり、「女性宮家」の創設とは、皇室典範を爆発的に破壊する自爆テロ装置であり、天皇制度の短期日での自然消滅をもたらす最高レベルの毒効毒薬である。

 霞が関共産党官僚と朝日新聞は、「女性宮家」を創設せんと躍起となっており、国民を煽動するばかりか、天皇制廃止を密かに懐く総理を見つけるや、すぐに籠絡して“核爆弾”「女性宮家」や「女系天皇」を抱きかかえて特攻する、皇室破壊テロリストに改造する。小泉純一郎野田佳彦が容易に改造されて、それぞれ「女系天皇」と「女性宮家」の導入に暴走したのは、両名が「コミンテルン32年テーゼ」の流れを汲む天皇制度廃止狂の思想を脳内に有していたからである。

 日本の皇統史上、宮家の当主に一人だけ内親王(女性)がなったケースがある。世襲親王家の一つ桂宮家である。当主の第11代・節仁(みさひと)親王が二歳半で夭折されたため、その姉に当る仁孝天皇の皇女・淑子内親王が“中継ぎ”として当主になられた。しかし、第13代当主となる適切な親王が見つからず断絶した。1881年であった。桂宮家の初代・智仁親王の別邸だった桂離宮のみ、ブルーノ・タウトとともに、桂宮家の名を今に伝えている。

白金台の「庭園美術館」を直ちに国有地に買い戻せ。旧皇族の宮家邸は最低八つが必要

 GHQは、財閥解体と一緒に皇室財産の解体を目的として、14あった宮家親王家)のうち、直宮の秩父宮家/高松宮家/三笠宮家を除く、他の11宮家を臣籍降下させた。1947年10月だった。それから七十年、この間に旧・山階宮家/旧・閑院宮家/旧・東伏見宮家が断絶したので、現時点、復籍できる旧宮家は8つとなる。桂宮家、有栖川宮家、華頂宮家、小松宮家は、戦前に断絶。  

 すなわち、伏見宮家、久邇宮家、東久邇宮家、賀陽宮家、竹田宮家、朝香宮家、北白川宮家、梨本宮家が、復籍可能状態。賀陽宮家については、邦壽王の薨去をもって断絶したとの誤解があるが、宮内庁(外務省出向中)に勤務されておられる賀陽正憲氏が継げばよいのだから、賀陽宮家の復興は現実的。  

 旧皇族の復籍を決定するには多くの事が措置されねばならないが、その中でも「宮邸をどうするか」はトップ優先事項。宮家を現在のように東宮御所に居候仮住まいさせたままという事態は、日本国民がほぼ全員、無意識であれ、共産党の反・皇族イデオロギーに汚染されているからで、皇族バッシング行為の一つである。  

 ともあれ、宮邸については、次のような措置が取られるべきだろう。旧・朝香宮邸については、東京都が庭園美術館(港区白金台)として保有しているので、これは簡単で、国が買い戻して皇籍復帰した朝香宮家にご使用して頂ければよい。同様に梨本宮邸は、今は、東京都立児童館その他があり、国が買い戻せば済むことである。  

 民間のホテルになっている旧宮家邸は、国が代替え地を購入しなければならない。伏見宮家邸はホテル・ニューオオタニ、旧竹田宮家邸は高輪プリンスホテル北白川宮家邸は新高輪プリンスホテル東久邇宮家邸はホテル・パシフィック、になっているからである。

 国有地として他の用途に供している旧宮家邸は、取り壊すのが困難ならば、国が代替え地を購入しなければならない。旧賀陽宮家邸は千鳥ヶ淵墓苑、旧閑院宮家邸は衆参議長公邸、になっている。閑院宮家は断絶したとはいえ、このような転用が平然となされている状況には釈然としないものがある。

 宮家の品格にとって、邸は、特段に重要視されるべきである。親王家のいわゆる「宮家邸」や親王殿下・妃殿下の服装に対して、皇室を奉戴する光栄と名誉に浴するわれわれ日本国民は、特段の義務を果すべきである。

 

関連エントリ

生前ご譲位は皇位断絶への道

 

注  

1、ジョージ・オーウェル1984年』、早川文庫。  

2、小泉純一郎の曽祖父は、16歳の時、仁川に寄港した幕府の軍艦に潜り込み横須賀に密入国してきた仁川生まれの朝鮮人。横須賀でそのまま沖仲仕になった。その配偶者は三代に亘り、宮崎県と鹿児島県の県境にある純血の朝鮮人村の出身。小泉純一郎の元妻「宮本佳代子」も、東京産まれだが純血の在日朝鮮人衆議院議員小泉進次郎は、純血の朝鮮人五代目である。  

3、『宮家の時代 セピア色の皇族アルバム』、朝日新聞社。編者の鹿島茂は、中核派出身の天皇制廃止論者。皇室関係の出版物のうち90%以上は、「コミンテルン32年テーゼ」の信奉者である。皇統護持派が皇室関係の書籍を出すことは、ビッグ・ブラザーが支配して、皇統・皇室関係の言論・学問の自由が圧搾されている日本では、まさにオーウェルの『1984年』状況の日本では、ますます困難になっている。

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