読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

中川八洋掲示板

世界の現状は、日本の国家安全保障の危機を加速しています。この急迫の時局において、刻々と変遷激しい国内外の事態を冷静に俯瞰できる力を与えてくれる、大容量の真正の知識こそ、いまの日本人に必要なものです。当ブログは、国際政治学者・中川八洋筑波大学名誉教授の個人ブログです。

プーチンに騙され“祖国叛逆の領土割譲”に狂奔した安倍晋三は、刑法・外患罪の重大犯罪者

北方領土をロシアに貢ぐ安倍

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋  

 プーチンとの秘密会談を終えて出てきた安倍晋三・首相の顔が、異様に紅潮して引き攣っていた。日本時間で11月20日午前中(ペルーのリマ時間で11月19日午後)のテレビ報道の画面で、安倍晋三の顔をみた多くの日本人は、「安倍晋三が、《プーチンに三年九ヶ月間も騙され続けていた自分》に、やっと気が付いた」ことを確信した。安倍晋三への軽蔑が、日本国内に静かだが大きなうねりとなって広がり始めた。  

 日本の固有の領土の主権を譲渡する祖国毀損において、安倍が対ロ売国奴で刑法・外患罪を適用すべき祖国叛逆者であることが鮮明になった。

 安倍晋三は、生まれつき極度の外交音痴。際立つほどの外交能力ゼロを特性とする政治家である。このことは、2012年12月に首相になってすでに四年、“トップ公約の一つ”「北朝鮮拉致被害者の奪還」を、いつの間にか藪の中にポイ捨てしまったことを思い出せば、明白なことではないか。

 従軍慰安婦の歴史事実につき、「歴史の真実は断固として曲げない」は安倍晋三の公約だったが、これもポイ捨てしてしまった。2015年12月、韓国の朴槿恵大統領に言いなりに歴史事実を平然と歪曲して、理に合わない10億円の慰謝料を元・公娼(戦場赤線の売春婦)の老婆たちに手渡した。安倍晋三は、歴史の真実を改竄する“悪魔の日本人”である。

 だが、一般の日本人も問題。何故なら、“スーパー外交音痴”の安倍晋三がさも北方領土を奪還するかに、手放しの安倍礼賛が民族系の団体や論壇の洗脳によって、かなりの数の老人層に広がっていたからだ。これらの無教養な日本人たちは、日の丸が大好きだが、その脳内はすでに“半ロシア人”に改造されていて、まともな日本人ではない。「歯舞・色丹という偏頗で小さな島だけの返還をもって、プーチン山口県長門市来訪時のお土産だ」と、歓迎するムードに浸ることは、“国際法と条約に従った即時無条件四島返還”の日本国の当然の要求を自ら放棄する売国行為ではないか。

 今般、半ロシア人と化した民族系の安倍晋三ファン層が、冷や水を浴びたごとく、安倍晋三の引き攣った顔を驚いて凝視していた11月20日午前の日本の光景は、戯画化すれば、“一つのしょんぼり眼糞(安倍)を囲んだ、無数のびっくり鼻糞(安倍ファン)”という絵になるだろう。

1、日本が囂々とロシア非難をしない限り、ロシア指導者は対日妥協を選択できない

 安倍晋三は、ロシア外交がいっさいわからない。小学校一年生程度のレベルしかないと言えば、当らずとも遠からず。絶対守るべき“対露外交の鉄則・心得”を次から次に踏みにじる男。逆立ち対露外交に暴走する自惚れ幼児。

第一の対ロ外交の鉄則・心得

 対露外交ではロシア側要人と、極力会ってはならないこと。いや、基本的には会わないこと。何故なら、無交渉の場合のみロシアは妥協してくるが、テーブルでの交渉で妥協することはロシア民族にはできないからだ。だが、安倍晋三は、15回もプーチンと会った事を自慢する。高速道路を逆走して「どうだ、俺様はすごいだろう」と自慢する狂った暴走族と同種の人格の持主。正常とは程遠いし、脳が未発達な幼児レベルのようだ。

 安倍は国会の所信表明演説で、プーチンとの会談回数を自慢した(9月26日、この時はリマ会談の前だから14回)。この演説をテレビで聞きながら、私は心底腰を抜かした。そんなに会ったのならば、ロシアをしてさらに増上慢にし、よりひどく高圧的威嚇を日本にしてくるからだ。二ヶ月後のリマで、その通りになった。

第二の対ロ外交の鉄則・心得

 交渉中は、「ロシアは、余りに妥協しない/頑迷すぎる」と、徹底的に大声でロシアを非難・糾弾し続けること。この理由は二つある。

 第一は、ロシアの一般国民に対してロシアのトップ指導者がいっさい妥協していないことを伝えてあげないと、ロシアではこの指導者が国民から指弾され人気急落するからだ。今般のケースでいえば、安倍晋三は、プーチンを褒め称えたから、プーチンの顔を汚しプーチンの権力/権威を損傷したことになる。

 第二の理由は、ロシアは他民族・他国家から非難糾弾されている状態を常態と考えている。非難糾弾されない、他民族から好意的な言葉をかけられると、ロシアでは、この他民族にもっと阿漕な要求をすべきであるとの考えが国民すべてに共通して強く芽を出す。このため、ロシアの政治指導者は、この他民族に対して、もっと強圧的にもっと威圧的に要求をエスカレートする以外に道が無くなる。

国会での所信表明演説が示す、脳内が腐った南瓜なのか、“プーチン虚妄”に踊る安倍晋三は重病

 これら対ロ外交のイロハを基準に、“逆さ対露外交”に走った安倍晋三のトンデモ言葉を検証する。

第13回の会談後;「今までの停滞を打破する突破口を開く手応えを得ることができた(5月6日、ソチ)

第14回の会談後;「新しいアプローチに基づく交渉を具体的に進めていく道筋が見えてきた。手応えを強く感じることができた(9月2日、ウラジヲストック)

 この安倍の発言は、「プーチンは対日妥協した」と、ロシア国民に言い放ったことと同じ。だから、プーチン安倍晋三に怒り心頭に発し、絶対に妥協しないとの従来の決心をさらに強固にしたのである。9月2日の安倍の発言の後すぐ、プーチンは、わざわざ「領土を取引するつもりはない(=日本に領土はいっさい返還しない)」と、外国メディアの記者団に語らざるを得なかった。  

 それなのに、お馬鹿を越えた“世紀の痴呆宰相”の安倍晋三は、国会の所信表明演説で、次のように述べた。この国会演説こそは、プーチンの真意も自分を強度に蔑視している事も見抜けず、アヘン常習者並みに勝手な妄想を三年九ヶ月間も耽っていたのを暴露したと言える。

「今月、プーチン大統領と第14回目の会談を行いました。領土問題を解決し、戦後71年目を経ても平和条約がない異常な状態に終始符を打ち、経済、エネルギーなど日露協力の大きな可能性を開花させる。本年中に大統領訪日を実現し、首脳同士のリーダーシップで交渉を前進させていきます」(9月26日)

 プーチンは、この一ヶ月後の10月27日、国際会議で「日ロ平和条約の締結に期限を設けるのは不可能であり、有害だ」と語り、この安倍・国会演説を全否定した。

 確かに、プーチンの言説の方が筋が通っている。安倍晋三の発想の方が、安倍の頭が完全に狂っているかに示唆している。第一に、ロシアにとって、日ロ平和条約がなくとも、1956年10月、ロシアの二つの国家目的「国交回復=在東京ロシア大使館の設置」と「北方領土の無期限占領」を完遂できた。日ロ平和条約を締結する必要など、どこにもない。

 第二に、平和条約がない状態を異常だと考える安倍晋三の頭は、腐敗した鰯か南瓜でも詰っている。安倍は精神異常者でないとして、その頭は完全にイカレテいると言えるからだ。なぜなら、ロシアとバルト三国の間に平和条約はあるのか。ロシアとポーランドとの間に平和条約などあるのか。ロシアと(1979年~89年にロシアが侵略していた)アフガニスタンとの間に平和条約があるのか、などの現実を考えれば、いとも明らかなことではないか。

 そもそも1941年の日ソ中立条約を想起してみよ。日本とロシアとの間に平和条約がないことが正しい日本の対ロ関係で、“平和条約欠如”こそ自国の平和のために日本が守るべき対ロ外交の神髄である。現に、日中平和条約はあるが、中共尖閣諸島への侵攻態勢を強化している。日中間には、平和はいっさい存在しない。敵性国家とはいかなる平和条約も結んではならないのは、国際政治学以前の常識であろう。

“極めつけの暗愚”安倍晋三は、橋本龍太郎の対ロ外交の全面敗北の経験すら学ばない

 先述の国会演説で、安倍は「戦後71年目を経ても平和条約がない」といった。だが、どうして「戦後71年経ったから」が平和条約締結の必要性の理由になると言うのか。プーチンの言い分の方が理に適う。安倍の発言はすべて、暗愚と白痴性が前面にあらわで、こんなお馬鹿が日本の総理なのは、日本国民にとって実に恥かしいことのはず。

 この「いついつまでに平和条約」という“お馬鹿屁理屈”は、実は、ロシアのエリツィン大統領に騙された橋本龍太郎の、使い古した公的言語のリサイクルである。この“お馬鹿屁理屈”を橋本に吹き込んだロシア情報工作員が、“悪のロシア人”鈴木宗男鈴木宗男の血統は北朝鮮人だが、日頃から「俺は、なぜロシア人として生まれてこなかったか」が口癖で、本人はロシア人のつもりでいる男。

 橋本は、1997年6月、エリツィン大統領に、日本の絶対国益で絶対対露外交で堅持しなければならない原則「政経不可分」を放棄する旨を提示した。その後、橋本は、しきりに「きたる2000年という区切りで、領土問題を解決する」を、馬鹿の一つ覚えの様に発言し続けた。日本国の対ロ外交の目的は、北方領土を奪還する事である。それなのに、それを投げ出し、「私たちの世代で(=私が総理大臣の間に)、解決すべきだ」とか、「勝者と敗者のないウィン・ウィンで解決する」とか、意味不明語と対露敗北事前宣言の暗示語を噴出させるようになった。当時、“阿波踊りの橋本語録”と言われた。

 ロシア人はこれら日本の叩頭と卑屈をロシアの利益に大いに活用するが、同時に、このような自国を愛さない日本人を徹底軽蔑する。ロシア人は愛国が血肉になっている民族であるからだ。この対日本人徹底軽蔑があるため、日ロ両国には対等な外交は成立せず、対露交渉をする毎に、日本の対ロ奴隷化が進むだけとなった。

プーチン安倍晋三を“お前はスーパー馬鹿だ”と軽蔑しているのに、安倍はこの蔑視に気付かない

 プーチンは、安倍晋三と意見の対立をしているのではない。安倍晋三の“お馬鹿”と愛国心の欠如は度が過ぎているから、「俺は好かん」はむろん、徹底軽蔑しているのである。そして、“ロシアの奴隷”と扱ってやるから、「俺の言う通りに何でもしろ」と強迫し恫喝し続けている。

 プーチンとは、レニングラード大学の文系で最もIQが高く最も残忍であることに着目されて、ロシア全土からの秀才が集結しているKGB第二総局が就職命令を発して強制的に採用した男である。プーチンの頭の切れは、東大法学部首席卒業でも及ばない剃刀である。ロシア国内問題だけでも大変だが、プーチンのように、世界中の問題に精通している政治家など、例えば現在、世界190ヶ国のどこにもいない。  

 そのようなプーチン的頭脳において、安倍晋三の意味不明語や論理欠如/基礎知識の欠如など、軽蔑を越えて虫唾が走るようだ。プーチンは、安倍晋三に対し、日本の経済力を搾取する目的を達成するまでは我慢してきたが、日本の「八項目経済協力」という対日搾取策に合意させた今、用済みとなった安倍の馬鹿さぶりに、とうとう我慢の限度の緒が切れたようだ。  

 リマでの記者会見で、プーチンは「何が古いアプローチか、何が新しいアプローチか、私は知らない」と、安倍晋三の“お馬鹿意味不明語”「新しいアプローチに基づく交渉を具体的に進めていく道筋」を、ばっさりと斬り捨てた。日本人の劣化は深刻で、私が「安倍晋三はスーパーお馬鹿だ」と、これまで何度も注意を喚起してきたのに、非礼だとか中傷だとかに思い違いするものがほとんどだった。今般やっと、私の安倍評が、あくまでも世界の常識である安倍晋三評をそのまま伝えているだけであるのを、多くの日本人は理解するようになった。

 「新しいアプローチ」であれ何であれ、意味不明語は、外交では禁句である。日本が領土を返還してもらいたいなら、そう直截に要求しない限り、軽蔑が三重になって返ってきて、外交自体が店じまいになる。ともあれ、一億日本人から真面目さも真剣さも愛国心も消えた。安倍晋三の頭の悪さや幼児性で対露外交をすれば百害を日本にもたらすのは自明。それなのに、この危険な安倍晋三の対露外交に警告を発し続けたのが私一人、という事実は、日本亡国の凶兆の一つだろう。 

2、ロシアは相手が一つ妥協すると、直ちに「第二の妥協をせよ」を相手に迫る

 日本がロシアに第一妥協「八項目の対ロ協力」をした事が、リマにおいてプーチン安倍晋三に、ロシアの更なる対日要求(=日本の第二妥協)ロシア領である北方領土において共同経済活動をせよ」を突き付ける屈辱事態を招いた。スーパー外交音痴の安倍は、八項目の対ロ協力を、11月3日にモスクワで世耕弘成経済産業大臣がウリュカエフ経済発展相と合意したから、リマの11月19日、このお返しにプーチンから何らかの北方領土返還が提案されると、いそいそと秘密会談に臨んだ。

 が、プーチンは、「北方領土すべてはロシア領である。極東シベリアに経済協力ができるのだから、このロシア領《北方領土》でも経済協力しろ」と迫った。安倍晋三の顔は紅潮し、頬が金縛りにあったようになったのは、これが原因である。

 ロシアの対外行動には、民族的な二つの特性がある。第一は、こちらが一つの妥協をすると、必ず第二の妥協を求めてくる。「こちらの妥協に、相手側もお返しに妥協しようのお返しをする」のは、日本とアングロ・サクソン民族に固有な特性や慣行であって、ロシア民族には存在しないし、ロシア人は決してしない。理解もできない。

 例えば、厳寒のシベリアで飢えたロシア人に出会い、こちらが日本から持ってきたおにぎりを二つもっていたから、一つをあげると「もう一つも呉れ」という。ロシア人の論理において、一つ呉れるのだから、二つ呉れないことが理解できないのである。「乏しきを分かち合う」とか「返礼にお返し」などの、騎士道や武士道から産まれた英米/日本のマナーは、ロシアには不在。というより、その真逆の「親切には報復で返す」“荒野の野蛮”をルールとするのがロシア外交である。

 ロシア人には背を向け、水一杯も出さない徹底した冷淡を通し続けた時、ロシア人は突然、自分の方から妥協してくる。ロシア人の対外行動は、100か0で、この中間が存在しない。そして、「交渉すれば必ずゼロ回答。無交渉だと全面屈伏の満額回答」。これがイワン雷帝以来変らぬロシアの対外行動である。

 このロシア対外行動の特性は、1989年11月の「西欧へ東欧の返還」(=ヤルタ協定の突然の100%履行)や、同年8月のアフガニスタンからの完全撤兵を見れば明らかだろう。1981年からのレーガン米国大統領は、これら返還や撤兵について一言も一度もロシア側と交渉しなかった。だから、ロシア(アンドロポフKGB議長兼共産党書記長)は、実行時期をフランス革命200周年記念の1989年と指定したが、「西欧へ東欧の返還」と「アフガニスタンからの完全撤兵」を1983年末に決定し、その実行を命令した。

 レーガン大統領と180度逆のトンデモ対露外交をして、15回もロシアの独裁者と親しく懇談したのが安倍晋三である。だから、安倍は、ゼロ回答を手にした。そればかりか、今、北方領土はロシアの主権下にあるロシア領であると認めよと迫られ、呆然としている。

 日本人よ、目を覚ませ! 日本は今、史上最悪の白痴を総理大臣にしているのである。これまで私の安倍晋三批判を怪訝な目で読んでいた者には、猛省を促したい。

(11月22日記)

 

関連エントリ

北方領土をロシアに貢ぐ安倍

中川八洋掲示板は、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。