中川八洋掲示板

世界の現状は、日本の国家安全保障の危機を加速しています。この急迫の時局において、刻々と変遷激しい国内外の事態を冷静に俯瞰できる力を与えてくれる、大容量の真正の知識こそ、いまの日本人に必要なものです。当ブログは、国際政治学者・中川八洋筑波大学名誉教授の個人ブログです。

信者を凶暴化する“西尾《歴史偽造狂》教団”坦々塾 ──“歴史の偽造屋”西尾幹二の妄言狂史(27)

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 荒唐無稽な噓歴史を大量生産する西尾幹二の偽造歴史の狂気は、周辺が正常を堅持し「なんと有害な奇説・狂説なことか」と笑止し侮蔑する見識を充満させているならば、問題にする必要などない。しかし、日本の国家基盤を腐蝕的に溶解する“祖国憎悪→祖国廃滅”の妄念を基底に秘めた“平成の狂人”西尾幹二が創作する“悪の偽造歴史”は、有害月刊誌『正論』などを通じて、日本の無知な底辺層にじわじわと伝播して定説化し始め、その弊害は顕著な目に見えるレベルとなった。

 これを放置すれば、必ずや、日本の大学をことごとく支配する共産党が戦後一貫して発信してきた/今もしている「赤色反日」歴史と手を携えて、日本から正しい歴史を一掃する“祖国毀損”を一段と進行させて行くのは火を見るより明らかだろう。

 つまり、サリンなどの有毒ガス製造工場主というべき“狂人”西尾幹二が生産しては垂れ流す危険な嘘歴史は、今や氾濫する激流となって、一部の日本人から正しい歴史の真実を奪い去っている。この事態は、主流である共産党系の赤色嘘歴史が刷り込まれるだけではなく、支流の西尾幹二流の黒色噓歴史が重畳して刷り込まれることだから、日本人の多くがダブルに増幅された嘘歴史の洪水の中で、知的学的な溺死(=歴史喪失)に追い込まれる。

“歴史偽造教の狂徒”が一堂に会し、嘘歴史の妄想肥大に励む“サティアン”坦々塾

 とすれば、日本が正常で真実の歴史を守るには、狂気の教祖・西尾幹二が主宰する“《歴史偽造狂》教団”の信者やシンパも、西尾幹二の犯罪を凶悪化する共犯者である以上、西尾同様に糾弾・断罪の俎上に載せることを避けてはなるまい。直截に言えば、これらカルト西尾教の信者が、狂信から創作する嘘歴史も裁かなければならない。

 “オウム真理教の教祖”麻原彰晃の凶悪な犯罪は、それを信仰する狂信的な信者や追随者なしには行われることはなかった。同様に、カルト宗教家・西尾幹二反学問的な犯罪である歴史偽造と伝播は、その痴れた/狂った教団信者なしには、これほど大規模な有害廃棄物を日本国内に撒布することはできなかったはずだ。地下鉄サリン事件が主犯の麻原彰晃だけを死刑判決として終了せず、その共犯関係の信者の多くにも死刑判決を下したように、西尾幹二のカルト《歴史偽造狂》教団の有毒性を無力化するには、その信者に対する処断で手を抜く事があってはならない。

 西尾幹二・教祖を崇拝する“《歴史偽造狂》教団”の信者やシンパがでっち上げ的に創作する嘘歴史まで、なぜ暴き裁く必要があるのかの理由は、これで理解できたのではあるまいか。ところで、富士山麓の上一色村に麻原彰晃が創った「サティアン」と同種の、西尾幹二を教祖と崇拝する信者やシンパが屯する「歴史偽造の教団」修行道場など、果たして存在するのだろうか。

 実は存在する。その名は「坦々塾」。「坦々塾」の塾生であることは上九一色村サティアンで修行するオウム真理教の信者と同類だから、狂気の反社会的人間であることの自己証明でもある。歴史偽造は、サリンを製造撒布する物理的殺人と同じく、学問を破壊し真実を剥奪する、“知の分野での重大犯罪”である以上、反社会的行為である。

 前置きは、ここまで。以下は、「坦々塾会員」であることを旗幟鮮明に、西尾幹二流の“悪の歴史偽造”に精を出す林千勝『日米開戦 陸軍の勝算』を事例として、“西尾《歴史偽造狂》教団”の一端を垣間見ることにしよう。

 日米開戦 陸軍の勝算は、常識ある日本人が誰でも唖然・絶句する奇々怪々を越える“反・歴史の毒書”。しかも、『日米開戦 陸軍の勝算』の嘘歴史のやり方は、“《歴史偽造狂》教団の教祖”西尾幹二の方法とあまりにそっくりだから、著者の林千勝に、誰もが忘れていた麻原彰晃の高弟だった上祐史浩をふと思い出して重ねてしまう。

 林千勝が西尾幹二の信者でカルト教団「坦々塾」で修行した事実は、奥付で「評論家・西尾幹二氏に師事し、西尾氏主宰の研究会・坦々塾会員」と書いているから(注1)、間違いない。また、「拙文原稿に適宜、懇切なご指導を賜りました西尾幹二先生に尽くせぬ感謝の意を捧げます」とあるから(注1)、林千勝が西尾幹二を教祖と仰いでいる高弟信者であることも事実。

“世紀の狂説”「帝国陸軍は科学的な研究に基づく合理的な戦争戦略を準備した」  

 林千勝は、“狂気のペテン師評論家”西尾幹二に優るとも劣らぬほどに、真っ赤な噓の妄説狂説を嘯くことを信条とする歴史偽造の確信犯である。例えば、「帝国陸軍は、科学的研究に基づく合理的な戦争戦略を準備していたのです」(注2)と。本稿の読者の半分ぐらいは、この珍奇な戯言に思わず失笑するか絶句したのではないだろうか。ならば、高級な知性と学識とを要求される中川ブログの読者としては不合格。正しい反応は、“戦慄していなくてはならない”からだ。  

 この珍言に続いて、林千勝は、この「科学的研究に基づく合理的な戦争戦略」「唯一の国家的戦争戦略」とは、1941年11月15日付の「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」のことだと言い募る(注2)。これには、さすがの私でも心底から驚愕した。これほど荒唐無稽な噓八百は、そう滅多にお目にかかれるものではないからだ。この大嘘、さらなる大噓の「この文書の存在自体が歴史の中に埋もれ、余り知られていませんでした」に繋がっていく。  

 文書「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」は、朝日新聞社が1963年に発行した『太平洋戦争への道』別巻の585~6頁に収録されている。つまり、誰でもが知っているごく平凡な史料。むろん、印刷されているから、埋もれてもいない

 本稿の読者は、もう理解しただろう。林千勝とは無学無知を恥じない“無恥の嘘つき男”である上に、あのショーン・マクア―ドル川上と同種のホラ吹き男だということを。また、西尾幹二とは、林千勝のこの真っ赤な噓原稿を校閲したのに、訂正しなかったほどの無学無知男であることも理解しただろう。西尾幹二とは、「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」も知らない/読んだこともない“スーパー歴史音痴”。やはり西尾幹二とは、佐村河内守氏や小保方晴子氏と同類の、大ペテン師である。

 そもそも、大東亜戦争(現代史)を専攻する者は、大学一年生の時に、まず外務省編纂『日本外交史』全34巻をことごとく渉猟・暗記しなければならない。次に、『太平洋戦争の道』全巻と『現代史資料 太平洋戦争1~5』みすず書房を一年生の夏休み中に完読しなければならない。戦史・軍事史に重点を置きたいものはさらに、『戦史叢書』全102巻(朝雲出版社)にざっとは目を通す必要がある。

 日本では中学・高校で兵器や戦闘に関する戦争史の知識をいっさい教えないために、私のような軍事の専門家からの特別な指導がないと、『戦史叢書』をクリティーク的に読みこなすのは困難を極める。また仮に、大東亜戦争史に関し私の指導を仰ぎたい者は、事前に『戦史叢書』全102巻に目を通しておくことが最低条件として課せられる。さて、話を戻す。

 文書「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」は、対英米戦争開戦前夜の1941年11月13日と15日に、大本営政府連絡会議において議論されたもの。昭和天皇のご臨席を仰いで「帝国国策遂行要領」を決定した11月5日御前会議の、その残務整理的な薄っぺらな文書である。しかも、「腹案」に格下げされたように、ドウデモいい文書。

 その内容も、「日独伊三国同盟によって、英国が明日にもドイツに敗北し・・・」と、願望を画餅化した噴飯物。つまり、林千勝が荒唐無稽な真赤な噓ラベルを貼る「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」とは、1941年の日本が現実をいっさい無視した戦略なき戦争を決行したことの証拠文書である。それがどうして「唯一の国家的戦争戦略」なのか。それがどうして「帝国陸軍科学的研究に基づく合理的な戦争戦略を準備していた証拠」なのか。林千勝の歴史偽造は、師匠の“狂人ペテン師”西尾幹二そっくりである。

林千勝とは、「科学」がわからない野蛮人以下か、幼稚園児並みの超バカか?  

 さて、先述の引用文にある、林千勝が言う「帝国陸軍科学的研究に基づく」の「科学的研究」とは、いったいどういう意味なのかと、本稿の読者は疑問をもったに違いない。実際にも、数枚の紙きれに美辞麗句を並べただけの、「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」には分析など一行もない。  

 そこで親切すぎるが、日米開戦 陸軍の勝算で「陸軍は科学的」と言及している他の箇所を捜すこととした。すると、予測通り、スターリン計画経済/マルクス経済学の信奉者ばかりが集合していた陸軍省の“赤の巣窟”戦争経済研究班の調査報告書のことを、林千勝は「科学的」と詐称しているのが見つかった。「科学的」とは、マルクス資本論』等を奉戴するマルクス経済学の用語だから、林千勝は正真正銘の共産主義者だろう。   

帝国陸軍は、帝国陸軍陸軍省戦争経済研究班の調査報告書のような)科学的な調査研究に基づいて、少しでも可能性のある合理的な負けない戦争戦略案を昭和16年7月には持つに至っていたのです。帝国陸軍は、戦略的に正しい合理的な戦いを展開しようとしていた(注3)。  

 このトンデモ言説を語る直前に林千勝は、どんなアホ馬鹿でも発想しない、幼稚園児並みの理屈で「科学」を定義している。

陸軍省戦争経済研究班の調査報告書は、科学書としての体裁がとられており、元号ではなく西暦が使用され、横書き文章は当時一般的な右から左ではなく、左から右へと記載されていました」(同)。  

 これを一読した日本人なら皆、卒倒して笑い転げるのではないだろうか。林千勝は、例えば小説も、西暦を用いて左から右への横書きにしたら、科学書になると言っているからだ。だが、小説は、どのように書こうと、小説である。

 しかも、西暦表記の小説などいくらでもあるから、林千勝によれば、このような小説はすべて、物理学や化学や生物学の科学書に分類されねばならないことになる。林千勝が、西尾幹二と同じ重度の精神分裂症かどうかは知らないが、どうも可能性は否定できないということか。

スターリンソ連赤軍に編入していた日本の帝国陸軍とは、完全な共産軍だった  

 林千勝が、正真正銘の歴史偽造家なのは、「合理的な負けない戦争戦略案を昭和16年7月には持つに至っていた」とか、「戦略的に正しい合理的な戦いを展開しようとしていた」とか、馬鹿馬鹿しい真赤な噓ばかりを意図的に書いていることで明白にすぎよう。  

 もし戦略的に合理的な戦いを帝国陸軍がしたのであれば、パプア・ニューギニアを横断する狂気の作戦をどう説明できると言うのだ。食糧を持たせずに8万6千人の大部隊を投入し6万5千人が戦死だけでなく餓死したインパール作戦を、合理的だというのか。ルソン島で闘うべきフィリッピン戦で、“反・軍事合理性の極み”であった、レイテ島に主力兵力をさせたのは、合理的というのか。

 満洲関東軍から正規師団をすべて引き抜き、満洲防衛の戦力をゼロにした、人類の数千年間の陸戦史上の“奇観”「完全無防備」を実行した“赤い狂気”帝国陸軍は、合理的な戦いを展開しようとしたというのか。そればかりか帝国陸軍は、満洲邦人と日本国民を欺く意図をもって国境警備隊を「師団」と詐称し、関東軍の兵力が1943年と変らないかの偽装を公然と実行したが、このような自国と自国民を裏切る陸軍を、合理的な戦争戦略で戦ったと言うのか。

過激共産主義者でGRU工作員・秋丸次朗の英雄化が、林千勝の偽造歴史の狙い

 日米開戦 陸軍の勝算は、全編トリックばかりである。悪質な偽情報を目的とした犯罪の書と言ってよい。なお、レトリカルだった尾崎秀実のような高級なトリックではなく、見え見えの低級・粗雑なトリックなのが特徴。

 “マルクス主義万歳の旧型極左”林千勝というロシア系売国奴をどう扱うかは、警察庁の外事部局が所管すべきこと。また、その捜査に役に立つか否かは知らないから、日米開戦 陸軍の勝算で展開した林千勝のトリック解剖を詳細にする気はない。が、簡単な解剖所見を述べておく。

 第一;かつては根強かった「海軍善玉、陸軍悪玉」が、私の著『連合艦隊司令長官 山本五十六の大罪―亡国の帝国海軍と太平洋戦争の真像』によって一掃されたことに便乗して、今度はこれを逆さにした「陸軍善玉、海軍悪玉」を仮構して、陸軍に巣喰うソ連工作員たちの美化・英雄化を図るトリック。

 具体的には、秋丸次朗というマイナーな陸軍中佐に、埋もれた戦略家だったかの嘘ラベルを貼る事で、陸軍のマルキストの美化を行う詭弁(トリック)の展開。

 第二;「陸軍善玉」という奇抜な視点で読者を化け猫のごとくに誑かしておいて、一人のマルキスト軍人の歴史を発掘したかに偽装しているが、日米開戦 陸軍の勝算の論における中核はあくまでも、スターリンに日本の国力のすべてを捧げてアジア共産化が戦争目的だった大東亜戦争を美化するトリック。

 尚、私は連合艦隊司令長官 山本五十六の大罪―亡国の帝国海軍と太平洋戦争の真像で、「海軍善玉」論は間違っているとしたが、陸軍を「善玉」とは言っていない。基本的には、同書は「海軍は無能 陸軍は凶悪な赤軍と、学術的な分析をしたもの。どうやら、連合艦隊司令長官 山本五十六の大罪―亡国の帝国海軍と太平洋戦争の真像の姉妹本『帝国陸軍論』(仮称)を早く出版しなければならない、と今の私は痛感している。

 第三;教条的なマルクス経済学者でベリア系NKGBGPU工作員だった有沢広巳は今ではすっかり忘れ去られているので、これを復活させ日本の“平成型の共産社会化革命”にビルトインさせようと、この有沢広巳の復活を企てるトリック。

ロシア工作員マルキストが繁茂する、西尾幹二の“《歴史偽造狂》教団”の危険  

 このように、西尾幹二の異常な歴史偽造の狂気は、生来の虚言癖から毒性が強い歴史偽造を垂れ流し続ける西尾問題に留まってはいない。西尾幹二が、教宣を得意とする政治運動家でもあることで、汚染力・洗脳力をもつ“《歴史偽造狂》教団”を形成した問題の方がより危険で深刻な情況にある。これによって、民族系だけに留まらず、保守偽装の犯罪者集団を活気づけ歴史偽造に走らせる結果となったからだ。この問題、いずれ稿を改めて論じたい。

 

1、林千勝『日米開戦 陸軍の勝算』、祥伝社新書、奥付、238頁。

2、仝上、18~9頁。

3、仝上、129頁。

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