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中川八洋掲示板

世界の現状は、日本の国家安全保障の危機を加速しています。この急迫の時局において、刻々と変遷激しい国内外の事態を冷静に俯瞰できる力を与えてくれる、大容量の真正の知識こそ、いまの日本人に必要なものです。当ブログは、国際政治学者・中川八洋筑波大学名誉教授の個人ブログです。

「村山談話」を全面否定しなかった公約裏切りは、人気至上主義の安倍晋三が、愛国心ゼロの民族主義者だからだ

七十周年で倍増の日本人の反日

──「反日」本性を遂に剥き出して“日本の中国属国化”に走り出した危険宰相こそ“おバカ”安倍晋三

 

筑波大学名誉教授  中 川 八 洋

 

 安倍晋三とは、来たる9月3日の前後に北京に飛んで、中国共産党独裁国家国家主席習近平の臣下すなわち“赤い支那人となって、「中国の対日戦勝記念」の式典に事実上の参加をする予定だったことが遂に明るみに出た。民族色に包んでさも愛国者かのごとく飾りたてている安倍晋三の本性が、その背骨部分は実は社会党左派のマルキスト村山富市の後継者で「日本を敵視する反日人士」「非・日本国民」である事実は、このように次第に如実に証明されつつある。

 安倍晋三にフィーバーした民族系は、意識していないunwitting者もかなりいるかも知れないが、強度の“日本敵視の反日感情”が心底に潜んでいる。たとえば、北朝鮮人と潜入コミュニストによって完全に操られている日本会議などが典型。

 だから、民族系の諸団体も安倍晋三も、実際の政策や行動に現れているように、日本の国益や国土を守ろうとの精神は、極度に空洞かつ空無である。民族系は、日本民族の矜持(プライド)すら、使い捨て雑巾のごとく直ぐポイ捨てする。民族系の安倍晋三は、これまでは擬装看板で隠し通してきた祖国叛逆性をこれからは少しづつ噴出させて、民族系特有の転倒行動をますます旗幟鮮明にすることだろう。

 ともあれ、安倍晋三習近平への叩頭外交未遂事件を、朝日新聞はこう報道した。

安倍晋三首相は、9月3日の〈抗日戦争勝利70周年〉の前後に、習近平と会談することを予定していたが…」(注1)

 そして、もう一つ、この新聞報道は重要なことを指摘していた。専門家の間では、さる7月17日の谷内正太郎の訪中事件から懸念されていたことだが、この懸念がズバリ的中した大問題のこと。

 7月17日、李克強首相と国防相の常万全が、異例の待遇だが、閣僚ではなく官僚にすぎない谷内と会談した。谷内は訪中する前に、安倍晋三が「70周年首相談話」で対中妥協する旨を通告した事は間違いない。しかも谷内は、これを安倍に無断でやった可能性が高い。谷内の李克強首相とのこの会談によって、人気至上主義から習近平との首脳会談をしたいと幼児的に唯焦りまくる安倍晋三には、村山談話を踏襲するほか、選択肢がなくなってしまうのは必定。

 習近平安倍晋三との首脳会談をしてあげる代わりに、安倍晋三の「70年首相談話」に「お詫び」と「侵略」の二つの単語を挿入するよう、李克強を通じて谷内に要求し、安倍はこれを了解し“習近平の臣下”となることを受諾したことになる。すなわち、“民族系のドン”安倍晋三は、日本国が中国の永遠の属国・朝貢国となることを、父親・安倍晋太郎コミュニストDNAからの“売国奴”性を濃厚に露わにして、やはりと言うか、了解したのである。朝日新聞は、次のように報道していた。

「安倍は、7月には腹心の谷内正太郎・国家安全保障局長を北京に派遣。8月14日の『戦後70周年談話』では〈お詫び〉〈侵略〉などのキーワードに触れ(を書き込み)、中国側に配慮」(注2)

 安倍晋三の「70周年首相談話」が村山富市の「50周年談話」を継承するものとなったが、これは、安倍晋三が過去十年間に亘って「村山富市の〈50周年首相談話〉を全否定し廃棄する」との公約を破棄・反故したことに他ならない。“人気至上主義”がすべてで、自分の人気のためにはあらゆる国益すら平然と毀損する“ならず者”安倍晋三の公約など、キャバクラでのキャバ嬢の言葉よりはるかに信を措けない。

 2006年秋に総理になった安倍晋三を直ちに“ならず者 rogue”だと喝破して毛嫌いしたのは、ブッシュ政権のライス国務長官だった。ライスは中産階級の出身だが、躾に厳しい家庭環境に育った。「安倍=“ならず者 rogue”」観は、2006年からほぼ十年経った今でも、欧米の首脳間では一般的な常識である。

 安倍晋三が人格的に信用できない人物であることは、首相就任からすでに三年近くの歳月が経つが、北朝鮮による拉致被害者をいまだ一人も奪還できないのに、それを忸怩として思い悩むことのない冷酷さにも顕著である。“おバカ”丸出しの安倍晋三の無能と不誠実には、冷酷な非人間性が織り込まれている。

共産党シンパ北岡伸一に噛まれたのは、安倍晋三極左好きの当然の報い

 さて、「安倍談話」が「村山談話」の亜流となった原因は、主に二人の極左を側近中の側近としたことが決定的に大きく影響した。一人は、血統は朝鮮人でロシアを祖国とする“非・日本国民”北岡伸一。もう一人は、親中・親露の極左外交官(外務事務次官あがりの谷内正太郎

 強度の共産党シンパで狡猾な朝鮮人北岡伸一は、安倍晋三が「70周年談話」で、村山富市の「50周年談話」にある「侵略」の二文字を消すことに主眼をおいている衆知の事実を了知の上で、「侵略」の二文字消滅を援護するのが期待されて設置された安倍総理の私的な御用諮問会議「二十一世紀構想懇談会」(2~7月)の座長代理を引き受けて安倍晋三を騙して)、直ちに叛旗を翻した。

 3月9日の某シンポジウムで北岡は「安倍首相には、『日本はアジアに侵略した』と言って欲しい」と述べた(注3)。続けて6月3日付けの毎日新聞インタヴューで、それを詳しく説明した。要するに北岡は、安倍の諮問会議座長代理の地位をフル活用して反・安倍キャンペーンを周到に展開したのである(注4)

 しかも、8月14日の安倍談話発表の一週間前に、その足を引っ張るべく、「二十一世紀構想懇談会」の討議内容を暴露的に出版して、安倍晋三が悲願的に公約した「〈侵略〉消し」を不可能にする行動を起こした。これほど見事な叛乱は、戦後政界に特筆できるものとなった。朝鮮人らしい叛乱とも言える。

 この叛乱方法は、本のタイトルをわざわざ『戦後70年談話の論点』(8月7日刊、注5)とし、「大東亜戦争はアジアへの侵略だった」が基調の反・安倍色の本は安倍の諮問に応じて纏めたものだと喧伝した。しかも、それを「戦後70年談話」の一週間前に出版するという実に手の込んだ事までやってのけた。よほど強烈な安倍晋三への憎悪と敵意が無いとできない。安倍晋三は、自分にこれほどの敵意をもつ人間を、最高の学者友人として厚遇してきたのであるから、安倍の“おバカ”度が、いかに度外れかは言うまでもない。

 安倍晋三は、異常な自惚れ屋というより異常な幼児的な妄想癖が強い。自分が少し可愛がれば、自分の周囲の人間はすべて自分の忠実な犬つまり「忠犬ハチ公」になると思い込んでいる。だが、現実の実態はこの逆。

 通常の真面目な人柄の学者であれば、安倍晋三のように学歴が低く、頭が悪く、ひたすら人気だけを追い求める軽佻浮薄さばかりが鼻につく、加えて人格に誠実さをいっさい欠き、思想が「共産主義半分、民族主義半分」という異様な政治家とは、信頼関係を持とうとは決してしない。

 安倍の周囲にいる者は全員、安倍を利用して自分の売名や政治権力拡大に活用する目的だけでなく、総理職の権限をもつ安倍晋三を操って自分の左翼思想を顕現しようとするものばかりである。現に、安倍が人選した「二十一世紀構想懇談会」16名のメンバーの過半は、極左人士ばかりのオンパレード。表1に、その一部を列挙する。安倍晋三の政治的スタンスが、社会党左派の村山富市と何ら変わらないのは、この人脈を見れば一目瞭然。

 なお、奇怪なことに、この16名に民族系が一人もいない。安倍の民族主義は集票のため利用しているだけで、安倍の本心は民族主義ではなくマルクス・レーニン主義の方に傾斜している。この事実をこれほどあからさまに明らかにした証拠が、「二十一世紀構想懇談会」のメンバー。

 

表1;「二十一世紀構想懇談会」16名の中の札付き極左人士たち

 

主たる肩書き

所属極左セクト

北岡伸一

国際大学学長

血統は朝鮮人共産党シンパ、ロシアが祖国

西原正

元・防衛大学校校長

社会党左派、革労協

中西輝政

元・京都大学教授

北朝鮮人、朝鮮総連の対日工作員社青同

白石隆

政策研究大学院学長

過激共産党員、マルクス・レーニン主義を狂信

川島真

東大教授(東アジア史)

中共マルキスト共産党シンパ

瀬谷ルミ子

NGO日本紛争予防センター理事長

共産党

山田孝男

毎日新聞特別編集委員

脱原発極左イデオローグ、毎日新聞の対安倍工作員か?

山内昌之

元・東大教授

北朝鮮人、中核派、暴力革命家

 

 安倍が自分に敵意露わな反安倍の極左ばかりを側近にしたがる理由の一つは、人気至上主義から「左翼人士の方が左翼マスコミに受けがよい」と考えるからである。また、左翼人士は安倍を最終的には騙すのが狙いだから、常日頃は安倍に胡麻を摺り阿諛に努める。安倍は、清朝を潰した女帝・西太后に似ていて、自分に胡麻をする腰巾着人間を重用する。お世辞や阿諛がよほど快感らしい安倍晋三は、正にクズ人間の典型。 

“親中・親露の極左外交官”谷内正太郎の操り人形になった安倍晋三──日本版NSCは危険な有害官庁、直ちに休眠役所にして実質廃止せよ!

 安倍晋三が、日本版NSCを強引につくったのは、外交問題でおいしいところを外務大臣でなく総理がちゃっかりと横取りして、総理の手柄かに国民に見せて、人気を博したい人気至上主義の意図からであった。それ以外の理由はない。

 国家安全保障局NSCなど、米国の大統領制度ではよい方向に機能する事もあるが、日本や英国の議院内閣制度では、外務省から総理大臣自らが逆に疎隔される事態が生じて、マイナスが甚だしいだけの負の制度である。

 そればかりか、総理大臣が、外務大臣を通じて外務省全体を掌握できるシステムを自ら放棄して、この日本版NSCの局長に操られることになる。実際に、「70周年安倍談話」は、完全に谷内正太郎が主導して、安倍晋三谷内正太郎の操り人形となった。ミイラ取りがミイラになったのである。

 ここで、NSCに関して、米国のそれと日本のそれとの比較をしたいが、そのような場でもないので割愛するが、結論だけを言えば、「日本版NSCは直ちに廃止せよ」「法律改正はやっかいだから、法制上はそのままにして、休眠役所にせよ」とだけ助言しておこう。要するに、安倍晋三のため親切な助言をしてあげるが、谷内正太郎を直ちに馘首して後任を任命しないことだ。

 ついでに、米国のNSCについて、ほんのサワリ的な説明をしておこう。

 まず、その構成は表2の通り。根拠法は、トルーマン大統領の1947年「国家安全保障法」である。NSCの事務局の場所は、ホワイト・ハウスの地下。一方、国家安全保障補佐官の部屋は、おおむね大統領執務室のすぐ近くにある。大統領によっては、同補佐官に毎朝ブリーフィングをさせるからだ。

 NSCの仕事の中で、日本でなじみがないのは、殺害命令の諮問委員会を有していること。CIAが発見し、米海軍特殊部隊がパキスタンを越境して殺害したビン・ラーデン殺害作戦(二〇一一年五月)は、映画「ダーク・ゼロ・サーティ」(二〇一三年二月)にもなったが、これはNSCがauthorizedした。四~五回ほど会議を開いたという。むろん、この決定に関る記録はいっさいない。安倍総理は、こんな事実も知った上で、「米国のNSCを輸入すれば…」と、大騒ぎして創ったのだろうか。

 

表2;米国NSCのメンバー

法定メンバー

大統領(議長)

副大統領

国務長官

国防長官

常時出席者

国家安全保障担当大統領補佐官(備考1)

CIA長官

国家情報長官(備考2)

統合参謀本部議長(陸海空軍の大将)

大統領主席補佐官

随時出席者

備考1;米国では「national security advisor 国家安全保障顧問」と呼ぶことが多い。

備考2;「国家情報長官」は、2004年に、「9・11」の反省から新設された、米国政府部内の十六にも及ぶ諜報機関の相互連携を図る機関。

 

 米国のNSCを模倣するのなら、その事務局を統轄する米国の国家安全保障大統領補佐官についての事例研究も欠いてはいけない。うまくいったケースと悪いケースの比較は、最も有効な研究方法だから、その簡便なケースを提示しておく。

 前者の事例は、ケネディ大統領時代のマックジョージ・バンディ補佐官とブッシュ(父)大統領時代のブレント・スコウクロフト(退役空軍中将)補佐官であろうか。後者の事例は、最悪のキッシンジャー補佐官なのは言うまでもない。キッシンジャーは約七年間、国家安全保障補佐官をつとめ(1969・1~1975・11)、米国外交を破壊的に弱体化した。この負の遺産が、一九七九年末のアフガニスタン侵略に至るソ連の大膨張と、二〇一〇年代の中共の巨大な軍事大国の出現となった。米国NSCに関する入門書を紹介しておく(注6)

CIA二万名以上、NSA三万名以上、DIA一万五千名以上

 米国のNSCを模倣したいのなら、日本は、「米国のNSCは、米国の巨大な諜報機関があってはじめて機能している」事実を知るべきである。日本のように、対外諜報機関が存在しないという異常な国においては、猿まねの安倍版NSCなど全く機能しない。論じる以前に明白。

 馬鹿馬鹿しい上に有害無益な安倍版NSCは、いずれ必ず日本外交を破滅に導く。日本版NSCをつくるなら、まず日本版CIAを創設した後である。日本版CIAを創設するには、最初は警察庁の外事情報部のエリート十名ほどをCIAに最低二年間ほどの研修に出すことから始めるのが常道。それはともかく、米国の対外諜報機関は、主なものだけでも、次の通り。

 

表3;米国政府の主要な対外諜報機関

機関名

若干のコメント

本部、人員ほか

CIA 中央情報局

第二次世界大戦中の諜報組織OSSから発展した、非軍人文民による地球規模に展開している諜報機関。U2がCIAの対ソ偵察機であったように、人による諜報に限らず、科学技術もフル活用している。ビン・ラーデンの発見はCIAの功績。

バージニア州ラングレー、2万人以上。

NSA 国家安全保障局

国防省所管。電子機器による海外信号諜報情報の収集解読(「シギント」)。暗号研究や高度な盗聴システム&技術が日本では有名。

メリーランド州の陸軍基地の中、3万人以上。長官は現役の中将。

DIA 国防省情報本部

   陸軍情報部(G2)

   空軍情報部(A2)

   海軍情報部(ONI)

   海兵隊情報部

戦闘部隊への情報提供、国防計画に資する情報収集分析、政府の国防&国家安全保障政策に資する軍事情報の分析

本部はワシントンDC、1万6500人以上。傘下に、「ミサイル&宇宙諜報センター」(アラバマ州)など多数の組織がある。

INR 国務省情報調査部

米国の巨大諜報界で評価は低く、馬鹿にされている。

ワシントンDC、約3百名。

 

五つの顔が分裂的に混淆する“ヤヌス”安倍晋三の解剖

 ところで、「70周年安倍談話」では、安倍晋三は売り物の民族主義者であることをかなぐり捨てた。この一貫しない行動様式は、安倍がもともと「半・共産主義者、半・民族主義者」のヤヌスであることを知れば、何も不可解ではあるまい。

 自らの政治信条に誠実であり続ける倫理道徳を自らに課す保守主義者であれば、あれほど宣伝した公約の履行にぶれることはなく有言実行を貫くが、安倍晋三の人格は最低のならず者だから、公約破棄など恥ずかしいとも何とも思わない。

 また、日本のみで用いられる特殊用語「保守」とも異次元の人物。たとえば、集団的自衛権への憲法第九条解釈変更も、祖父・岸信介の遺言執行という私的領域の事柄を国策化するもの。日米同盟の質的強化を真っ先に考えた「集団的自衛権への憲法第九条解釈変更」には見えない。そこには、“国防力の増強の一環”などの性質も、きわめて稀薄である。

 TPP参加や原発輸出も「日本の経済発展のため」との通常の思惟からではなく、自分の人気基盤づくりの、あの異様な「経済政策アベノミクスのため」がギラツイている。この二策は「保守」と言えばそう言えるが、あくまで結果として「保守」となったもの。「保守」思想が、原点にはない。

 

表4;ヤヌスの顔を持つのは、安倍晋三が分裂症だから?本性がならず者だから?

 

おバカ

人気至上主義

共産主義

民族主義

保守

備考

「輝く女性」

  

×

 

70周年談話

×

公約の放棄

集団的自衛権

 

 

 

 

○ 

祖父の遺言

TPP参加

 

 

 

 

○注

 

長崎産業遺産の嘘歴史同意

 

 

×

捏造歴史なんでもOK

拉致奪還

 

 

 

×

公約の放棄

プーチン崇拝

 

 

 

×

超親ロ主義

コミュニスト菅義偉を側近

 

 

 

×

 

原発輸出

 

 

 

 

○注

 

脱原発田中俊一を同意

 

 

 

×

自分の原発推進と分裂

(注)アベノミクスのためであり、経済発展を是と考える保守主義からとは言えない。

●印;民族主義者で民族主義を貫いたものはいない。日本の民族主義者の原点は、スターリンがつくった共産主義者の分派でその派生体である。また、その実態は、信条も信念も学識もない唯の“おバカ”集団である。小堀桂一郎長谷川三千子を見れば、この事実は一目瞭然のこと。

 戦後民族系が、論壇に台頭して来たのは、ソ連アフガニスタン侵略を開始した1979年からで、背後にソ連KGB第一総局の陰が濃厚に蠢く江藤淳が嚆矢であった。この異様なグループの本格稼動はアンドロポフ共産党書記長の肝煎り対日工作の1983年からだった。彼らが林房雄の『大東亜戦争肯定論』を経典にするようになったのも1983年からである。

 信条も信念も学識も欠如する民族系の特性は、“おバカ”安倍晋三も典型的だが、人気のためなら、日頃は威勢のいい民族主義の言辞など、直ぐに捨てる。「日本の民族主義者は、全員rogue(ならず者)だ」と分析した米国国務省の分析は完璧に正確。

 

 ともあれ、安倍は無節操にクルクルと立場を変える。公約破棄など、全く気にも留めない。だが、この変節行動は、その時々にオポチュニスト的な選択をしているようには思えない。表4(未定稿)に纏めてみたが、安倍は元来、おバカ/人気至上主義/共産主義者/民族主義者/保守の五つの顔(頭)を持っており、適宜にこの五つのどれか複数を含む)に瞬間移動しているのではないだろうか。

 

1、『朝日新聞』2015年8月25日付け一面。

2、同上、四面。

3、『朝日新聞』2015年3月10日付け。

4、『毎日新聞』2015年6月3日付け。

5、『戦後70年談話の論点』、日本経済新聞社、2015年8月7日刊。

6、D.Rothkopf, Running the World;Inside Story of the National Security Council,Public Affairs.

 

附記 

 「安倍晋三には愛国心がゼロだ」と言うと、怪訝に思う者が少なからずいるだろうから、「愛国心とは何か」について簡略な定義をしておく。

 愛国心とは、国家・民族の恒久の永続のために、生を受けた現世代として最大限の努力を惜しまない精神と行動を言う。ために、具体的には、第一は磐石な国防、第二は次代の日本民族の人口維持と増加、第三が黒字財政に、自己犠牲を惜しまぬ汗と智慧を投入する日本人が“愛国心ある日本人”ということだ。

 だが、日本人は、一九七二年に社共シンパの田中角栄が首相になった頃から、子孫や民族の未来をいっさい考えなくなった。日本人の愛国心は、象徴的に言えば1972年に、日本全体から完全に消えたのである。ありていに言えば、日本全体から保守主義思想が消滅して社共化し、その過程で愛国心が蒸発した。

 社会党が一九九〇年代に消滅したが、それは自民党が勝利したのではなく、自民党が“完全な社会党”へと変質したが故の社会党不要現象が発生したと捉えるべきものである。

 なお、国防とは軍事力と諜報力とを両輪とするが、日本は後者を完全消滅させたから、日本には後者は存在しない。前者については軽空母もなければ爆撃機巡航ミサイルもない。また日本の国土を守るに、2400両から3000両の戦車が必要だが、数百輌以下。安倍晋三は、過激な戦車不要論者で、ロシアの対日侵略を誘導している共産党と寸分も変わらない。

 財政については、一千兆円を越える借金になった以上、「財政再建」などできないし、「財政再建」という言葉自体が、日本の財政状況を国民の目から誑かすプロパガンダ語となった。「一千兆円の借金返済」と、正しい言葉を用いて、“まやかしの四文字魔語“「財政再建」を排斥しなければならない。

 自己の人気のために導入したアベノミクスで日本の借金が鰻上りに増えたが、安倍晋三は「自分が総理を最大限やっても2020年だから」と、2020年以降の日本がどうなろうと知ったことかとばかり、日本の財政破綻による国家の土台骨崩落を憂慮することもない。子孫に課した借金一千兆円についても、子孫など地獄にのた打ち回ればいいと、残忍な思考しか安倍がしていない。安倍晋三には、逆・愛国心の方が強度である。

 また、日本の現在の出生率では、二百年を待たず、日本人の人口は五十万人を割る。が、安倍晋三はこれに憂えたことはない。むしろ逆に、「輝く女性」などと、日本の出生率をさらに低下させる「究極の反日」政策を驀進させている。安倍が心酔するフェミニズムは、日本民族の伝統と慣習を子孫に継承させていく家族制度を破壊するが、家族制度の崩壊もまた出生率を劇的に低下させる。

 要は、安倍晋三の政策すべては、日本民族の絶滅である。日本民族の絶滅を推進している政治家を、どう屁理屈を捏ねれば、愛国心があると言えるのだろう。「出生率を4・0、新生児数を年300万人」にしない限り、日本経済も日本国防もいずれ立ち行かなくなる。が、安倍の口から、この数字が出た事はあるか。

 「安倍晋三は、愛国心ゼロ」とは、学術的に証明される、正確な事実である。

 

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