中川八洋掲示板

世界の現状は、日本の国家安全保障の危機を加速しています。この急迫の時局において、刻々と変遷激しい国内外の事態を冷静に俯瞰できる力を与えてくれる、大容量の真正の知識こそ、いまの日本人に必要なものです。当ブログは、国際政治学者・中川八洋筑波大学名誉教授の個人ブログです。

天皇制廃止に爆走する、安倍晋三「皇位継承式典事務局」 ──「【譲位】否定の退位」「空位一日」「【皇太弟】否定の皇嗣殿下」は氷山の一角

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 安倍晋三は、“成蹊大学卒スーパーお馬鹿”だから、天皇制廃止に執念の牙を剥く共産党員・菅義偉に丸投げしているのか。そうではなかろう。80%共産主義者として安倍晋三は、ポスト新天皇天皇制廃止に同意しているから、そうしている。秋篠宮殿下ならびに悠仁親王殿下の即位は無くていいと考えている。少なくとも「俺の知った事か」と考えている。安倍晋三は、菅義偉が強度な天皇制廃止論者である事実を重々知っている。この事実はまた、「安倍晋三は、ポスト新天皇天皇制廃止に同意している」を裏付けている。

 8月1日、安倍政権は「皇位継承式典事務局」を立ち上げた。10月に発足する安倍晋三・首相を委員長とする「式典委員会」の事務局である。局長には、山崎重孝・前総務省自治行政局長が任命された。共産党員・菅義偉の人事だから、共産主義者である可能性は高い。なお、局長以下26名の事務局員の名簿は、どの官庁からの出向者か明らかにすべく、前職明記の上、公開されるべきだ。

 この「式典委員会」は、実は安倍晋三が新たにその内容に関与することはない。なぜなら、それは、さる3月30日に発表された、純度百%の菅義偉製「天皇陛下退位・即位式典基本方針」に従って大綱を策定し、式典実行部隊兼指揮所になるだけだからだ。すなわち、天皇制廃止をあらゆるところに巧妙に潜り込ませた“純度百%の菅義偉製”「天皇陛下退位・即位式典基本方針」を知らないならば、安倍晋三の「式典委員会」を根本から誤解し、その恐ろしい天皇制廃止の共産革命性を見抜くことはできない。

菅義偉製“天皇制廃止のテロ爆弾”「天皇陛下退位・即位式典基本方針」を解剖する

 そこで、まずは菅義偉製「天皇陛下退位・即位式典基本方針」の解剖から始める。菅は、内閣の「天皇陛下退位・即位式典基本方針」を策定するに当って、実際は独裁的に鉛筆を舐めて書き上げたのだが、さもそうではないかに偽装するため、天皇制廃止を絶対信条とする自分周辺の官僚と共産党員だけを集めた天皇制廃止の謀議会議”「式典準備委員会」(表1)安倍晋三閣議決定で設置してもらった。2018年1月9日の第一回は、その御披露目だった。

表1;真赤一色の「菅義偉が独裁した式典準備委員会」メンバー(保守ゼロ、民族系すらゼロ)

f:id:nakagawayatsuhiro:20180816092209p:plain

(備考)「不知」については、思想・活動歴・人脈を知る方からの情報提供を大歓迎。下四名は、意見上申者。

 三人の官房副長官など盲腸メンバーで不必要なのは言うまでも無い。さも多くの人間が智慧を出し合ったかに見せる演出の人数揃えである。しかも、会合は事実上、2月20日のたった一回(第二回、2月27日に議事録公表)のみ。最終の3月30日(第三回会合)を開催したのは、当初からできている菅義偉共産党共同執筆「基本方針」をさも審議したかの形式を整えるため。この「基本方針」の閣議決定は4月3日。なお大嘗祭の部分のみ、「基本方針」から分離し「閣議口頭了解」。

 これらについて,天皇制廃止を目指すゴロツキ北朝鮮人が経営する『産経新聞も含む)マスコミすべてが、国民の関心を逸らしてロー・キー化するため、ほとんど報道しなかった。ために、「基本方針」が、恐ろしい天皇制廃止の革命制度づくりが主目的であることに、国民が気付くことはなかった。

光格天皇実録』『貞観儀式』を全面的に改竄した“大嘘つき共産党員”山本信一郎

 第二回式典準備委員会(2月20日に、“大嘘つき過激共産党員”宮内庁長官・山本信一郎が『歴史上の実例』を提出した。この『歴史上の実例』を読めば、誰しも、宮内庁はとうとうここまで真赤な嘘歴史をでっち上げる共産革命に精を出す赤色官庁になったかと、唖然と驚愕するだろう。宮内庁作成“歴史偽造の超架空フィックション”『歴史上の実例』は、全編、重要な歴史的歴史史料を改竄している。つまり、『光格天皇実録』『貞観儀式』の記述を、嘘偽りの内容に書き換える、日本史上前例のない“世紀の大犯罪”をやってのけたのが、狂信的コミュニスト山本信一郎である。

続きを読む

水戸学は“スターリン狂の戦争教理”を化粧する毒薬──“歴史の偽造屋”西尾幹二の妄言狂史(37)

筑波大学名誉教授   中 川 八 洋

 西尾幹二は、このところ、めっきり静かになった。人伝の話だと、幽鬼のようにやせ細り、自慢の“醜悪な猿顔”は、“干からびたカマキリ”に成り果て、そんなに長くはないのではないかという。が、それは困る。西尾幹二には、もっと長生きしてもらわねばならない。

 なぜなら、西尾幹二は、来年5月1日に誕生する「小和田王朝」について、説明責任から逃避する姑息かつ狡猾な行動をせず、記者会見を開き、「小和田王朝の誕生を、絶対に許さないぞ!」と、自説を大声で主張しなければならないからだ。この記者会見は、西尾幹二が人生の最後に果たすべき、言論人としての最小限の義務である。

 有り体に言えば、西尾幹二とは、“幽霊”「小和田王朝」をデッチあげ(注1)、さんざんに皇族に対して(現刑法の名誉毀損罪に相当する)罵詈雑言を浴びせた“不敬の大罪”を犯した極悪人である。旧刑法不敬罪があれば、逮捕以前に首吊り自殺せざるをえない大犯罪者である。

 現に、来年5月1日、西尾幹二に対する大糾弾の嵐が起こるのは、不可避の情勢。そこで西尾幹二は、この大暴風雨から逃れるべく、そそくさと墓場の下の骨壺の中に逃げ込もうとしている。が、それは余りに卑怯!ではないのか。敵前逃亡!ではないのか。

 重度の精神分裂病を発症し“皇族を殺したい”狂気から書いた『皇太子さまへの御忠言』は、“世紀の不敬”事件である。この犯罪者・西尾幹二は、もっと長生きし、もっと生き恥を晒し、大量指弾の弾で体が穴だらけになりボロボロに朽ち果てる、「処刑された情況」の中で墓穴に入るのが筋。

 それだけではない。西尾幹二は、数十年にわたり読者を誑かし、自らの思想本籍を秘匿的に隠蔽し続けてきた“仮面人生の後始末”という、もう一つの終活から逃げてはならない。具体的には、“ヒトラーのクローン”西尾幹二は、廃墟主義アナーキストである自分の正体を、骨壺の中に逃げ込む前に自ら明かすべきである。これも、言論人が避けてはならない社会的責任である。

 ここで、西尾幹二の『維新の源流としての水戸学』を解剖するのは、西尾幹二が自らの思想本籍“スターリン狂の祖国憎悪”を、白状し易いよう手助けするためである。

“有害イデオロギー”水戸学を除染すべく、『元旦詔書』を渙発された“聖帝”昭和天皇

 無教養人が無責任人なのは万国共通。「困ったことだ」と嘆息する他ない。が、“半・無教養人”には、害をなすこと甚だしい“有害人”or“有毒人”が多い。警戒し監察を怠ってはいけない。特に、煽動と洗脳を職業とする“半・無教養人”評論家/政治家は、国を亡ぼす魔力だけは絶大である。ヒトラーしかり、近衛文麿しかり、帝国陸軍のエリート将校しかり。平成時代でも、この種の有害人士は跡を絶たない。西尾幹二は、この好例。

 西尾幹二の『維新の源流としての水戸学』(2015年8月)の出版目的は、「尊王」が宗教ドグマの水戸学を礼讃すれば、『皇太子さまへの御忠言』(2008年9月)の出版でバレた、自らの正体“天皇制廃止のアナーキスト”を逆転的に糊塗でき、さも天皇制度護持派であるかに変装できるからである。『維新の源流としての水戸学』は、お粗末さもここまでひどい本は滅多に無いレベルで、恥知らずの“半・教養人のペテン師評論家”西尾幹二の面目が躍如としている。

 しかも、GHQは、文部省に対し、指定各本ごと(研究用に)五部没収し、各本の他の平均数千部を市販の禁止に指定しただけ。精神異常者・西尾幹二の狂気は底なしで、この「五部没収+市販の禁止」を「焚書」だと強弁・捏造する。嘘事実捏造が日常の、西尾幹二の狂気は治癒不能

 さて、西尾幹二とは、水戸学が日本を益したと信仰的に思い込んでいる。絶句するレベルの、異常な歴史知らず。明治維新への熱情形成に影響した水戸学を、明治維新を評価する立場から少し評価するのがいるのは事実。この点では西尾幹二は普通。「狂っている」とはいえない。

 が一九三〇年代、水戸学がマルクス・レーニン主義と合体し、スターリン崇拝教へとヒドラ的に成長した歴史事実を直視すれば、水戸学を全面否定するのは、日本人が具備すべき、最小限の理性で知性。ところが驚くなかれ、スターリン崇拝教に日本国民を洗脳した“誘い水”水戸学を「高く評価すべし」とアジっている。西尾幹二はまさしく対ロ売国奴国賊。日本国民ではない。

 水戸学は、“二千万人日本男児殺害”も戦争目的の一つだった大東亜戦争を推進した、日本が永遠に糾弾すべき狂妄思想である。ルソーやマルクスやレーニンの本と一緒に、日本から完全に一掃すべきで、まさしく“焚書”されねばならない。奉戴が破壊・殺戮へと、分裂症的な反転慣性力を内包する藤田東湖や会沢正志斎の著作は、日本人をして祖国叛逆(反・国防)天皇制廃止天皇殺し)に駆り立てる“悪魔の狂本”。「攘夷」は、テロリストにテロを奨励する麻薬でしかなかった。「尊王」は、長野県松代での昭和天皇「処刑」ポツダム宣言受諾により未遂)へと暴走した。

 故に、天才級頭脳の昭和天皇は、敗戦の年(1945年)も暮れる12月、日本国から水戸学を全面排斥する一大決意をなされた。このとき、陛下の相談相手が、親英米の故に帝国海軍を追われた、海軍随一の大秀才・山梨勝之進(海軍大将)であった。1945年の山梨は、当時はまだ皇室が直接に運営していた学習院の院長だった。原案は、山梨とブライス学習院の英語教師)の共同執筆によりマッカーサー元帥の了解を取るため)英語で書かれた。『元旦詔書渙発過程は、注2を参照されたい。

続きを読む

二階・幹事長の「産めよ」発言こそ、亡国に走る日本を救う正論で真理──日本人三千万人を殺した“赤い人喰い鮫”朝日新聞

筑波大学名誉教授    中 川 八 洋

 6月29日付け『朝日新聞』に、“驚愕の逆立ち狂説”というべきトンデモ「社説」が掲載されていた。表題は「二階氏の発言 《産めよ》の発想の罪」。6月26日の二階俊博自民党幹事長の講演会での発言に対して、家族解体を教理とするマルクス共産党宣言』丸出しの悪質な罵詈讒謗を投げつけたもの。誹謗中傷以外の何者でもなく、とても正視して読むことができなかった。

不幸な日本女性の大量生産を目的に、嘘煽動に熱を上げる“女性の敵”朝日新聞

 共産党直属の検閲部隊である朝日新聞だけあって、この社説は、徹頭徹尾に言論弾圧/思想検閲の最たるもの。二階俊博自民党幹事長は、次のように講演した。

「この頃、子どもを産まない方が幸せじゃないかという(身)勝手なことを考えて(いる人がいる)。この国の一員として・・・・・みんなが幸せになるためには、子供をたくさん産んで、国も栄えていく」。

 ところが、オウム真理教の信者より、はるかに気狂い度合いがひどい共産主義者にしか、編集をさせない/記事を書かせない朝日新聞らしく、唖然とする社説は、冒頭で次のように述べる。

「《女性活躍》を掲げる安倍政権の本音なのか、人権意識の乏しさ、政治が果たすべき役割への無理解に唖然とする」。

 暴力団より怖い共産党員官僚の巣窟”男女共同参画局が創ったスローガン「輝く女性」とか「女性活躍」とかは、レーニン崇拝の北朝鮮人・福島瑞穂の『産まない選択』を経典として狂信する、「日本女性に、子どもを産む暇を与えない」「日本女性を、子供を(産めるのに)産まない人格異常者に改造する」意味であるのを、なんだ、朝日新聞はちゃんと知っていたのかと、思わず苦笑してしまった。

 が、苦笑はここまで。次の瞬間、私の脳裏には、表1が浮かんだからだ。 

表1;正常な見識を罵詈雑言でつぶす、赤い朝日新聞の狂説と害毒

f:id:nakagawayatsuhiro:20180704100938p:plain

 「輝く女性」「女性活躍」は、日本の新生児数をさらに激減させ、日本民族の消滅(=日本国の滅亡)を促進する特効薬だから、まさに“究極の反日”政策。だが、フェイク改憲の目的を探れば明らかなように、安倍晋三は、次の衆参選挙や自民党総裁選挙にしか関心がない。「真正の国政なんぞ糞喰らえ、俺は知らん」が、安倍晋三の本当の信条。

 それはさておき、先述の朝日社説に話を戻す。朝日新聞こそ、人権侵害どころでない、人権侵害以上の人権蹂躙を犯している。一方の二階幹事長は、女性に優しい、女性の幸せを考える、凡庸だが健全な思考をしている。なぜなら、女性に「子供を産まなくていい/産まない選択をしなさい」と洗脳するのは、子供を産んで育てるという、正常な女性が生来もっている生物学的本能を狂わせ、そのような本能を人為的に剥奪する人格改造にほかならない。人格改造こそは、ヒトラーが精神障碍者におこなった生体実験と同じで、人権蹂躙の極み。

続きを読む

高笑う金正恩の対韓侵攻“開戦前夜”を形成した米朝会談 ──韓国を完全に見捨てたトランプ、安倍晋三を毛嫌いするトランプ

筑波大学名誉教授    中 川 八 洋

 米朝会談は、日本における大方の予想を裏切って、全く逆方向のベクトルに事態を悪化せしめた。北朝鮮の非核化は実態的に棚上げとなったからだ。北朝鮮は今まで通り、ノドンはむろん、核兵器弾道ミサイル化学兵器も保持し続ける。いや強化していく。トランプはそれを認めた。北朝鮮への制裁は、事実上、無力化された。安倍晋三の“十八番”「最大限の圧力」など、遠い昔話になった。

 それどころか、米韓同盟は、完全にひび割れてしまい崩壊寸前に至っている。日米関係はぎくしゃくして、その再建と現状維持が精一杯というところ。拉致問題は一瞬にして“被害者の帰還は完全絶望”となり永久未解決が定まった。

(備考) お気の毒にも、溺れる大海で藁を掴んでいる横田早紀江さんや飯塚茂雄さんに6・12空手形を期待させた安倍晋三とは“人間の血が流れていない悪魔”。6・12はこの厳然たる事実を完全証明した。安倍に熱狂する櫻井よし子や日本会議とは“鬼畜”というほかない。自分の人気のためだけに拉致被害者を利用している安倍晋三は、一度として奪還など考えたことはない。奪還するなら無外交・非交渉しか方法はないし、N氏を2013年に外務大臣にしていれば、半年以内に拉致被害者はいとも容易に帰還している。

 なぜ、こうなったか。また、これから朝鮮半島情勢はどうなるのか。東アジア情勢は、波及的に台湾や南シナ海を含め、日本にとって想像を超えるほどの深刻な悪化に転換していく。基本だけだが、以下、これに触れることにしよう。

 閑話休題。国家の存続問題などアホ臭いとせせら笑う、アヒルか豚並みの低級な馬鹿民族に成り下がった日本人に、何を説明しても無駄になることは承知している。実に空しい。が、当該ブログ七~八千人読者のなかに理解できる者が三十人ほどはいるのも間違いなく、気落ちを励まし奮起一発、分析に入るとしよう。

一、「アメリカ・ファースト」花火大会に変貌して、ぶっ飛んだ北朝鮮の非核化問題

 即席のシンガポール劇場で演じられた、6月12日の“世紀の米朝首脳会談ショー”は、主演男優の金正恩の独壇場であった。トランプ米国大統領は、“偉大なご主人様”金正恩にかしずく召使かのような、サンチョ・パンサ的な脇役に転落しており、とても助演男優ですらなかった。

 トランプは、金正恩に、どう見ても幼稚園児並みに扱われていた。トランプは“不動産屋のおっさん”以上ではなく、世界秩序リーダーの超大国・米国を率いる大統領の器ではないと、世界に向かって自らの低能力と劣悪資質を暴露するハメになった。トランプの直近の目的、中間選挙の自己PRとしても、今般の会談は裏目に出た。トランプが期待していたノーベル平和賞も泡と消えた。

 6・12でトランプは、金正恩の催眠術にかかったのか、自分の心底に潜む“軍事的アメリカ・ファースト”を表に爆発させることに終始し、北朝鮮の非核化を確定する首脳会談であることすら忘れた。トランプは、2016年大統領選挙の時から“経済的アメリカ・ファースト”を筆頭公約に掲げていたが、同盟国重視/海外展開(forward deployment)の継続については従来通りと思われており、“軍事的アメリカ・ファースト”には走らずそれを自制するだろうと目されていた。

 が、「経済的アメリカ・ファースト(自国経済優先主義、自国雇用優先主義、自国貿易黒字優先の保護貿易主義)と「軍事的アメリカ・ファースト」とが分離している状態の方が不自然で、アメリカ・ファーストイデオロギーにおいて論理的には、双方は不可分のはず。“外交天才”金正恩は、これを見抜き、シンガポールで、トランプの心の奥でブスブス燻っていた「軍事的アメリカ・ファースト(=対外駐留米軍事力の縮小)に火をつけるのに成功し、トランプにそれを花火のごとくぶち上げさせたのである。

(備考)「共産主義者は皆、一流の心理学者」と、1960年代頃に翻訳本で読んだ記憶がある。その通りだった。

 金正恩は、“露・中・鮮三ヶ国軍事同盟”の中では前線属国の独裁者にすぎないが、外交の才は中共習近平を凌ぎ、プーチンのそれに並ぶ。歴史に範を求めても、金正恩の外交の才は、スターリンやブレジネフのロシア独裁者を別とすれば、ナチ・ドイツのヒトラーに優るとも劣らない。

 ヒトラーは、1938年9月末、ミュンヘンで英国首相チェンバレンを騙すのに成功し、英国をして英国の同盟国チェコをドイツに献上させた。ために、第二次世界大戦後の国際政治学界では、ヒトラーの天才的騙し術は学術研究の対象になった。これと同じで、金正恩の騙し術もまた国際政治学上の瞠目すべき新しい事例となった。

 つまり、外交音痴の“スーパーお馬鹿”安倍晋三とは、“天性の外交天才”金正恩に比すれば、おしめを付けている乳児のレベル。ところが、オムツを頭(オツム)に乗せている“超馬鹿”安倍晋三が、金正恩と首脳会談をするというのである。デタラメ外交に興じる安倍の狂気は、度が過ぎている。

 日本国の自殺に繋がること100%の、金正恩との会談に前のめりする、トランプにポイ捨てされた“世紀のお馬鹿”安倍晋三(これからの)“やけくそハチャメチャ外交”を警戒し糾弾しない日本人もまた、自国毀損に興じる“馬鹿以下の狂人集団”と言ってよい。

二、トランプの韓国斬り捨て決断は、文在寅の金正恩と「戦争終結」合意がキッカケ

 6月18日、米国国防総省は、8月の定例米韓合同軍事演習を中止すると発表した。それを受けて米韓両政府は、19日これを追認した。これは、トランプが17日に命じたものでトランプの韓国斬り捨ては、ついにスロットル全開で始動した。しかも、この米韓合同軍事演習の中止は、今般だけに留まることはない。北朝鮮と対話している間は、一貫して中止するとしている。『朝日新聞』6月20日付け。

 トランプの韓国斬り捨て路線、もっと正確に言えば、韓国を北朝鮮に献上するor北朝鮮が韓国をどうしようと米国は関与しない方針は、もはや確固と定まった不可逆路線と見做さなくてはならない。このことは、6月12日のシンガポール会談後の記者会見で、「米韓合同演習は費用が高額な上に、挑発的だ」と、トランプが述べたことからもわかる。

 しかも、このことを、トランプは会談中に金正恩にも発言している。『朝日新聞』6月14日付け。要は、米韓合同軍事演習の中止は、当然に、在韓米軍の駐留を止める方向、すなわち順次撤兵させていく慣性力を持つ。これから現実には、そうなっていくだろう。

 トランプが韓国斬り捨てを決断したのは、2018年4月27日。この日、板門店南北朝鮮の“赤い北朝鮮人”首脳同士がハグし合って、“北朝鮮への韓国の併合・消滅”を意味する「朝鮮戦争終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換する板門店宣言に署名した。『朝日新聞』4月28日付け。

 「朝鮮戦争終戦」とは、対北朝鮮“韓国防衛”は不要になったと見做す、の謂いだから、在韓米軍の軍事力は不要になったということである。これ以外の意味はない。明白に過ぎよう。激情屋トランプは、この時、トサカが真赤になるほどムカついた感情に襲われ、二つのことを思いついたようだ。

 第一は、「この野郎、文在寅め! だったら、米国はもう韓国を守ることはしない。米国の若者を韓国のために死なせることはもうしない」の怒りである。トランプの「文在寅の顔は見たくない/話もしたくない」が、4月27日の板門店宣言で一気に形成されたのである。

 現にトランプは、5月22日、ワシントンにやってきた文在寅に対して、その首脳会談の最中、36分間もマスメディアとのインタヴューに応じて、前代未聞の公然侮辱を演出した。文在寅は、5・22米韓首脳会談で、結局、トランプに五分間しか喋っていない。これが往復28時間かけてワシントンまで来た一国の元首に対する対応としてマナー的にも許されるものでないのは言うまでもないこと。が、感情過多で下品な育ちのトランプらしい、板門店宣言への報復としては痛快限りない。この侮辱の原因と責任は文在寅の自業自得。文在寅に、トランプの非礼・無礼を責める資格はない。

 このように、4・27以降の米韓関係は今や敵対関係になっている。トランプは、文在寅と韓国を斬り捨てた代替として、金正恩朝鮮半島のパートナーに選んだのである。だが、日本のマスメディアは、このことを十分に知っているのに、米韓関係の恐ろしいほどの冷え込みを報道しない。

 第二にトランプは、文在寅の「在韓米軍なんかいらない」に便乗して、自分の本心「在外米国軍隊の前方展開のコストを削減し、またアメリカの若者の命を同盟国防衛のために犠牲にしないで済むアメリカ・ファースト路線に転換する」をぶち上げる好機にできるぞと、“軍事的アメリカ・ファースト”宣言を出す場に米朝首脳会談を利用しようと決断したようだ。

 文在寅が“金正恩の犬”となった4月27日、トランプは米国大統領として、1969年7月のニクソンのグアム・ドクトリンと同じ、「アジアからの退却・撤兵」「アジアの平和は、アジア諸国自身で維持されたい」を、米国の対アジア政策の基軸にすると決めたことになる。

(備考) 文在寅に対して「顔も見たくない/話もしたくない」トランプは、安倍晋三に対しても五十歩百歩。「もう、うんざり!俺は三歳の幼児にしがみつかれる趣味はない!」が、現在のトランプの、安倍への率直な感情。

 確かに安倍晋三とは、「日本が必要なのに米国製武器を買わない」「日米貿易不均衡への対処もいっさいしない」「しかし、米国の外交ではない、純粋に日本政府の専管責任の“拉致被害者奪還”を、幼児の母親依存症《ママ、お願い》丸出しで、二度も米国にやってきて押し付ける非常識男」。ここらが安倍との緊密関係を終わらせる潮時だなと、トランプは決めたようだ。

三、グアム・ドクトリン以降のアジアが再現する“新・東アジア”で、日本国の生存は?

 ニクソン外交について、少しばかり振り返っておこう。東アジアを悲劇に落とし込んだニクソン外交の愚行を、今、トランプは酷似的に繰り返そうとしているからだ。ニクソン(米国は軍事的に守ってあげないという)アジア軍事放棄主義が、1975年4月の南ベトナム全土が北ベトナムに侵略占領されて南ベトナムが地球上から消滅してしまった事態に繋がったのを否定する歴史家はいない。南ベトナムの運命を繰り返さんとしている南朝鮮(韓国)の狂気外交を間近に目撃する我々は、もう一度、この歴史を記憶に呼び戻さねばならない。

 特に、米国のニクソン大統領が中共に飛んで、初めて毛沢東と首脳会談をした1972年2月、世界はアジアに平和が戻ってくるとはしゃいで、事の成り行きを非現実に夢想した。が、それから三年後の1975年4月30日、南ベトナムは急襲する北ベトナムの侵略軍に全土を奪われた。この間の1973年1月には、南北ベトナムと米国と南ベトナム内の反政府政権北ベトナムの侵略支配地域)の四者は、パリで和平協定に調印した。これを主導したキッシンジャーノーベル平和賞を受賞した。そして、これを境に米国は南ベトナム駐留米軍を事実上ゼロにした。キッシンジャー北ベトナムとつるんで、北に南を容易に併呑できる枠組みを構築してあげたのである。

 トランプ政権には、キッシンジャーのような北朝鮮側スパイはいないが、文在寅という北朝鮮スパイが韓国の大統領であることにおいて、基本構造はほとんど同じである。この意味で、トランプは、まさしくニクソンの愚行を踏襲している。南ベトナム共産国への併呑から四年半後の1979年12月、ソ連アフガニスタンに侵攻した。

 韓国が文在寅の手引きで北朝鮮に併呑された直後には、北海道にロシアが、尖閣石垣島には中共が侵攻するが、このことは、南ベトナムの消滅がアフガニスタンへのソ連軍侵略に一直線に繋がっている歴史に学べば納得できること。“何でもかんでもアメリカ・ファーストでいこう”のトランプ大迷走外交は、惰弱なニクソンの戦争恐怖症の二の舞である。

表1;1969年以降のアジアより数十倍もきな臭い、6・12以降の東アジア

f:id:nakagawayatsuhiro:20180622113422p:plain

 尚、ニクソンについて逆さに記述したロシア工作員の本がある。気を付けよう。田久保忠衛の『戦略家ニクソン中公新書である。ロスケ田久保は、ロシアに徹頭徹尾に騙されたニクソンを“理想の米国大統領”に仕立てあげるべく、真赤な嘘ばかりで飾り立てたニクソン虚像をデッチ上げた。『戦略家ニクソン』は悪書の中の悪書である。

四、露・中・北鮮が牛耳る東亜で日本が独立を維持するなら、国防力三倍増が絶対

 トランプの文在寅への感情的報復を原点とする、トランプの金正恩接近の愚は、ソ連工作員共産主義シンパのアチソン国務長官の1950年1月演説をも髣髴とさせる。これは、「米国は、アリューシャン列島から日本、沖縄、フィリッピンに至るラインは、断固として防衛する」という“不後退防衛線”を演説したもの。が、これは、言外に「韓国と台湾は防衛しない」というメッセージであった。

 スターリンはアチソン演説を聞いて、北朝鮮金日成をして直ちに韓国に侵攻させた。1950年6月であった。これが朝鮮戦争の起源である。たまたまマッカーサー元帥が東京にまだいたお蔭で、迅速かつ優れた仁川上陸が敢行され、韓国の北朝鮮併合が免れたに過ぎない。台湾も、アチソン演説からかなり経ってはいたが、1958年に毛沢東の侵略が始まり、金門島馬祖島が砲弾の猛攻撃に晒された。が、蒋介石や根本博によって、良く守り抜くことができた。

 米国は、ニクソンやカーターやトランプなど、軍事的アジア放棄論者が大統領になる時がサイクル的に巡ってくる。この場合に愚痴るのは、主権国家であるのだから、日本人として恥ずかしいことだ。フィンランドのマンネルヘイム元帥に倣い、単独で戦い抜こうではないか。

 1938年9月末、チェンバレン英国首相は、ヒトラーの真赤な嘘──「これ以上の領土要求はしない」「これ以降は、ドイツ外交は平和一路になる」など──を信じて、同盟国チェコの領土ズデーテン地方(天然の要塞)をドイツに割譲することにした。チェコはこれを断固として拒絶して単独でヒトラーと戦うべきであった。

 チャーチルは、ズデーテン地方の山岳で守られているので、当時のチェコの軍事力だけで、1938年秋にチェコに投入できたドイツの主力兵力の四ヶ戦車師団など軽く排撃できたのにと切歯している。チャーチル『第二次大戦回顧録』。しかも、戦後のニュルンベルグ裁判で、この時チェコへの侵攻態勢にあったドイツの戦車軍団司令官は、ヒトラーチェコ侵攻命令があればチェコに向かわずベルリンに侵攻してヒトラー暗殺をする予定だったと証言している。

 日本は、ミュンヘン会談における同盟国ポイ捨て、および、切り捨てられたチェコの戦わない愚行の歴史から、北朝鮮の化学弾頭/核弾頭ノドン・ミサイル侵略に対しては、単独で対処しようではないか。米軍事力は、ロシアと中共の対日侵略時の助っ人である。北朝鮮に対し、日本が単独で戦う精神こそ、日本が主権国家である証であろう。

 当初、トランプは、表1のごとく、北朝鮮から核やミサイルを破壊や米国に移送して完全に無にするかに喧伝した。が、蓋を開けると、いっさい何もしないことが判明した。結果、日本は表1にある対日核/化学攻撃の脅威に、今後はもろに曝されることになった。 

表1;核弾頭・化学弾頭・細菌弾頭・弾道ミサイルの廃棄に関するキーワード

f:id:nakagawayatsuhiro:20180622113449p:plain

 表1にある、ノドンやスカッドERなどの弾道ミサイルだけでも完全に迎撃し、また北鮮のミサイル基地やTELを可能な限り多数破壊できる兵器体系を、日本は急ぎ整備しなければならない。社会保障という名で、安倍晋三が熱に浮かれて進める異常な“人類史上あり得ない、超バラマキ福祉”は、日本経済を破壊尽すスーパー財政破綻を含め、日本国の未来を地獄に叩き落す。が、国防力の増強だけは日本をしてその未来を盤石にしてくれる。“超バラマキ福祉の狂人選挙屋安倍晋三に今直ぐ退陣してもらい、国防力を三倍増する日本国民の生命を守る政治家を早急に総理大臣に据えねばならない。

(6月20日記)

 

トランプは金正恩に騙され、日本はVX弾頭ノドン脅威が百倍・万倍に急騰する米朝会談──「6・16特別ゼミ」終了後の緊急追加ゼミのお知らせ

中川ゼミ事務局長     吉 田 寿 太 郎

 6・16特別ゼミ参加者にお知らせします。どうやら、6月12日、シンガポール米朝会談が開催される気配なので、その分析を「特別ゼミ」終了後に一時間ほど、緊急追加ゼミの形式で、中川先生が開催して下さるそうです。ゼミ参加者への中川先生の要望等については、以下に掲げる、中川先生のレジュメを参照して下さい。なお、ホテル会議室代やお茶・ケーキ代金は、中川先生が負担して下さるので、特別ゼミ参加者の追加参加費はいっさい不要です。  

 尚、今般の特別ゼミは、赤い菅義偉官房長官と赤い内閣法制局が組んで安倍晋三に「不可能」と信じ込ませた「旧皇族の復籍」妨害レトリックを粉砕する理論や、皇室に対する相続税賦課を撤廃させる法理論など、本邦初の画期的な学問的知見が次から次に中川先生から提示されると思います。また、皇室財産の剥奪に関する戦後史について専門家はほとんどいないので、歴史についての中川先生の未曽有の博学さには驚嘆されるはずです。

 この三時間の特別ゼミに加えて、さらに一時間、北朝鮮核兵器製造/弾道ミサイル/化学兵器/細菌兵器ならびに歴史上名高い首脳交渉の歴史についてみっちりと学問的分析を討議するのですから、ゼミ参加者は、存分に体力をつけて参加して下さい。頭に疲労が蓄積しないように鍛えておいて下さい。参考までですが、中川先生は未だに50歳前後の体力を維持しておられます。

 尚、中川先生は、日本では稀有なABC兵器とその製造、ならびに弾道ミサイル巡航ミサイルの専門家としては日本国を代表しており、かつてカーター大統領に目を付けられた日本の核兵器製造問題に関して二年間、対米交渉で主席交渉官(臨時外交官、外務省経済局付)もしておられます。              

(6月7日記)

 

追加ゼミテーマ「米朝会談で、トランプは金正恩に騙され、日本はVX/サリン弾頭ノドン脅威が百倍・万倍に急騰する」              

筑波大学名誉教授    中 川 八 洋

 独裁者で相手国を騙すのに成功しなかった例は、過去、一例も無い。ヒトラーに対するチェンバレン英国首相、スターリンに対する松岡洋右外務大臣ルーズベルト米国大統領、ICBM等の軍縮交渉でのブレジネフ書記長に対するニクソン米国大統領など、対独裁者外交で大敗北した事例を列挙すれば明白な事。この緊急追加ゼミでは、チェンバレンのケースのみを扱う。

 理由は、シンガポール会談後の日本が、1938年秋の英独ミュンヘン首脳会談でポイ捨てされたチェコ・スロバキアの亡国と同じ過程、具体的には北朝鮮の化学弾頭ノドンミサイルの全面的な恐怖下に陥る可能性が大だからである。ゼミ参加者は、時間的余裕があれば、「ミュンヘン会談」を予習しておいて下さい。  

 さて、北朝鮮だが、“不動産屋のおっさん”トランプを完全に騙せると踏んだが故に、首脳会談を持ちかけた原初事実に留意する事。首脳会談をまだしてもいないのに妄想してノーベル平和賞だと舞い上がっている馬鹿丸出しを見ても、トランプが騙されっぱなしになるのはまず間違いない。  

 しかし、日本人はトランプを嗤う資格がない。赤子でもわかる豊渓里の幼稚な真赤な嘘の爆発ショーをもって、日本の新聞テレビは「豊渓里・核実験場は爆破された」と嘘報道した。これほどまでに真偽の識別ができない劣等・低級民族になったのが日本人。今般の北朝鮮の核実験場の爆破ショーは、二日あれば実験場を完全に元通りに復旧できる。つまり、核実験場は何一つ破壊されていない。  

 さて、ゼミ参加者は、6月12日のテレビ/13日の新聞に現れる両首脳の用いたキーワード(表1)に着目し詳査しておいて下さい。トランプ側にこれらのキーワードが無ければ、それは基本的にトランプが金正恩に騙されたということ。学術的な確定作業は、6月16日の「緊急追加ゼミ」にて行なう。       

表1;核弾頭・化学弾頭・細菌弾頭・弾道ミサイルの廃棄に関するキーワード 

f:id:nakagawayatsuhiro:20180609135209p:plain

             

中川八洋掲示板は、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。